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「青汁」が健康に良いというのはデマだった!?


「青汁」といえば、数多ある健康食品の中でも、昔から長らくずっと高い人気を誇っているものの一つではないでしょうか?

それもそのはず、青汁といえば、いかにも野菜がたくさん入っているかのようなグリーンな色味が特徴的です。


具体的には、大葉若葉、ケール、明日菜といった緑色野菜をしぼってエキスを抽出し、野菜に含まれるビタミンやミネラルを手軽に摂取できるように加工した、定番の健康飲料です。


タレントを使ってTVCMを流したり、ショッピングチャンネルでもお馴染みですよね。メーカーさんの体に良いアピールは一向にとまりません。

世間一般にも大変認知されています。私の親戚も数ヶ月前から青汁を飲んでいたようです。


そうはいうものの、果たしてそこまでの効果は本当にあるのでしょうか?




「青汁」の成分・原材料


そもそも「青汁」とは、先ほど紹介した緑色野菜を熱風などで水分を飛ばし、ここにコラーゲンや食物繊維などを組み合わせて粉末にしたもので出来ています。


含まれる成分も、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンA、各種ミネラル、カルシウム、カリウムなどです。


こうみると、いかにも大量の野菜や栄養が摂れそうに思え、メーカーさんのいっていることは一見正しいように思えます。




「青汁」にはさほど野菜が入っていない


しかし、実際は多くの青汁で使われている原材料は、さほど多く入っていないのです。


もちろんメーカーさんによって野菜の量は違うものの、大半の商品は乾燥前の野菜20〜35gにしか相当しません。大量の野菜を使ったと宣伝する商品でさえも、100gが関の山です。


野菜20gであれば、プチトマト1個とほぼ同じくらいです。野菜が多く入っている青汁でさえも、1本が50〜200gのニンジンと大差がありません。


さらに、青汁から摂れる食物繊維も大した量はなく、おおよそ0.5〜3gしか含まれていません。ちなみに厚労省が推奨する食物繊維の摂取量は1日に男性が20g以上、女性は18g以上です。




「青汁」にメリットはない!


つまり、「1日分の野菜が摂れる」という宣伝文句は明らかにデマであるということが言えます。



しかし、「手軽に野菜が摂れるメリットがある」と主張する人もいるでしょう。


しかし、これくらいの野菜量であれば、調理なしでそのまま食べられるトマトやキュウリなどの野菜を1個普段の食事に足すだけで、青汁と同量、もしくはそれ以上の野菜を摂ることができてしまうのです。


わざわざ高いお金を払って、あまり美味しくない青汁を飲むメリットはもはやほとんどありません。


青汁に頼るのではなく、普段の食事から野菜を摂るように心がけましょう。




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