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余市ススムジャーナル。始動。

「シリパ」という余市コミュニティー情報誌がある。まだ、初巻の1冊だけの掛出の情報誌だ。発行人は、余市に今年から移住された、画家のキノヒラチヒロさんだ。当人が移住者のため、外部からの視点で余市をみつめ、そこに暮らす個性的な人々へインタビュアーとなり、余市の個性的な情報を記事としてまとめている。加えて本業の可愛らしいイラストとともに。
 私個人は余市町でカフェを営んでいる。「シリパ」発行に際して、「お店に置いていただけますか?」というキノヒラさんからのご依頼があり、快くお受けした。シリパの発行料金は1冊¥100と超格安だ。ただ、紙媒体であり、個性的な内容なだけに手にとって読んで下さるお客さんはいるだろうか?という、勝手ながら私個人のシリパに関する憶測をたてていた。
 本日、キノヒラさんか売上の集金に顔を出してくださった。私は数百円ほどを彼女にお渡し、お礼に当店でお茶をしてくださった。同時に、次号のシリパの原稿依頼を私にしてくださった。私は率直に、「どのようなきっかけで、シリパ発行の構想にいたったのか。発行によって、何を目指しているのか、誰に読んでほしいのか、経費はどれくらいかかっているのか。」ということを伺った。彼女なりのアーティスト、芸術家の視点で余市の人々を紹介したい。という強い思いを伺った。私は直感でシリパ事態が、キノヒラさんの芸術作品なのだと悟った。
「どうせやるなら、バズりたくないですか?」私は彼女に質問した。
「バズるって、どういう意味ですか???」

そっからかい!!!(笑)

「流行るっていう意味ですよ。シリパはキノヒラさんの作品なんですよね。だったら、画家として絵を世に出すように、世間に認められたくないですか?より沢山の人々に読んでもらって、余市のことを知らせたくないですか?
僕だって、お客さんに来てもらうわないとお店は成り立ちません。自分のやりたいことをやってても、お客さんがきてくれないと、ただの自己満足で終わってしまいます。
それって、シリパも同じことがいえませんか?」

「そうですねー。」ゆっくりとした口調で、キノヒラさんはうなずいてくださった。

「ちなみに、次の発行はいつ頃予定ですか?」私は再び質問した。
「来年の6月頃です。」

私は、こころのなかでずっこけた。(笑)
同時にキノヒラさんお一人で、企画、構成、インタビュー、編集、イラスト、入稿、店舗への置き場依頼など。全て一人でやるには、かなりの労力と時間を要するのだと感じた。

「とりあえず、僕の方で勝手に"余市ジャーナル"と名乗って、余市にまつわる僕視点の記事をsnsで投稿するので、そのなかで適当なものをシリパに掲載してはどうでしょう?」と提案した。掲載のスパンが長すぎると、執筆の熱が冷めてしまうからだ。

実は私自身。余市にまつわる、あれこれを私なりの視点でsnsに書いてみようかと思ったことがあった。しかし以前に私自身のsnsアカウントにおいて、個人の思想や、社会風刺、時に他の個人を的にして否定的なことを書き込んでしまったことがある。尊敬する方から、そのことについてご指摘を受け、反省し、しぱらく私個人の思想的なブログを投稿するのはやめるようにした。

しかし、時々、エッセイや余市のちょっとした記事、またショートストーリーのフィクションなどを書いてみたい気持ちもあった。

そんな気持ちが少しこころのなかにあるなか、今回キノヒラさんからシリパに掲載の原稿依頼があった。ならば、私個人で"余市ススムジャーナル"と名乗ってこのnoteを利用して自分なりの記事を書いてみよう。という思いに至った。

 全くのアマチュアではあるが、余市におけるローカル記者としてひっそりと執筆活動を初めてみようと思う。もちろん内容は、余市の良いところ、皆さんに紹介したいところ。時に批判ではなく、「こうだったらもっと余市が良くなるのにな。」という改善課題の内容。時に、余市を舞台にした私なりのフィクションなど。

また、キノヒラさんに提案した。「シリパをお一人で制作するのではなく、私も手伝いますので制作メンバーをどんどん募っていきませんか?」と。実は既に初巻の発行の際、協力してくださった余市町内の方々がいらっしゃった。そのメンバーなどを募って、月に一度でもうちの店で"シリパ会議"をしましょう。と、ご提案した。

よくローカルコミュニティーが盛り上がっていく過程のなかで、コミュニティー情報誌の製作者から始まった事例を他の行政、地域から耳する。私自身、シリパの制作をみんなでやることをきっかけに、余市がよりよく発展、個性的な町として成長していけないか。と考えている。ということで、"シリパ会議"を開催する際は、私個人のFacebook、インスタグラム、ツイッターなどでご案内します。是非、ご興味ある方はシリパ会議にご参加ください。必ずしも余市在住にこだわりません。ローカルコミュニティーを作ることを目的とする方々に募って頂きたい。

ということで、上記の経緯からまずは"余市ススムジャーナル"を始動することにします。私自身の余市の紹介したいことを執筆していきますので、是非ご覧下さい。

ちなみに、「シリパ」は上記の写真の余市のシンボルとなる岬の名前。アイヌ語で「山の頭」という意味。標高が295メートルあり、日本国内でも岬の中では有数の高さを誇る。聞いた話しだが、日本一の高さだ。という説もあるが、あくまでも説なので具体的な立証はない。
 ウィキペディアで調べて初めて知ったが、シリパ岬のふもとに洞窟があって、そこは死者の魂が募って洞窟のなかでよみがえりが起きている。という伝説もあるらしい。不気味な場所なので、そこは近寄りがたい。
 それはさておき、春から夏にかけてのシリパ岬に沈む夕日と紅色に染まる余市の海はいつみても美しい。是非訪れた際はご覧頂きたい。
以上

※掛出の記者のため、何らかのアドバイス、ご指摘を歓迎ます。私の主観でご指摘に納得させて頂ければ素直にお受けします。でも違和感を感じたさいは、反論させて頂きます。お気軽にご指摘くださいませ。

執筆者
ナカノ ススム
余市変態ススム新聞編集長
Cafe di lode 店主

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