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FPSゲーム好きにおすすめの映画【ハードコア】

ハードコア1

ロシアとアメリカが共同で制作した映画ハードコア。

全編、一人称視点で撮られている映画はこの映画が初めてらしい。

アクションは派手だし、他の映画には中々ない演出だからわりと自分は二時間飽きずに楽しめた。

しかし結構画面がぐらぐら揺れる。慣れないうちはかなり、酔いそうだ。実際ふだんFPS系のコールオブデューティーをやっている自分でも序盤はかなり酔った。(画面の揺れ具合はクローバーフィールドとかの映画と同レベル)

でもそこを乗り越えさえすれば結構2時間はあっという間に過ぎる。

ハードコア2

ヒロインのエステルは可愛かったなあ。それだけでも見る価値はあるかもしれない。

あらすじは正直あまり覚えていない。でもストーリーを楽しむというよりは、ゲーム的な演出を楽しむゲームだと自分は思う。

他の作品でもゲーム的内容の脚本であるものはある。けどハードコアは全編的にゲームを参考に作られているんじゃないかと思ってしまう。

最初に主人公の体が損傷し、ほとんど機械のアンドロイドとなっているのとか、声帯の部分が治っていなくて声が出せないなどはゲーム的だ。

主人公は姿も見えず(一人称なので画面に映らない。)声も出せないため、映画の中で主人公のアイデンティティはほぼ見当たらない。そのため主人公=自分自身という風に思いながら映画を観続けていける。そこがすごくゲームの設定でありそうだ。

ハードコア3

おすすめポイント

⓵FPSのような一人称視点!

FPSのゲーム(有名どころで、コールオブデューティー、バトルフロントなど)をプレイしたことがある人はけっこう楽しめる内容だと思う。

内容も過激なので、重火器を使うシーンは全編通してずっとある。その上近接系のアクションも多いので誰かのゲームプレイを見ている気分になる。

主人公はしゃべらないので、映画を観ているというより感覚的には本当にゲームを見ている感じだ。

②パルクールのようなアクションシーン

一人称視点でなおかつゲームのように動き回るため、主人公の動きを直に追うことになる。

パルクールを実際にやっている人はこんな風に世界が見えてるんだなーと感じる映像だ。アクションシーンも派手に動いていてどうやってカメラで撮っているのかが気になるところだ。

アルティメットなどのパルクールアクションが強い映画を好きな人にもおすすめだ。

③設定、ストーリー、キャラクターが実際のゲームにありそう。

ゲームの話ばかりで申し訳ないけれど、実際それが一番の感想に来るぐらいゲーム要素が強い。

・主人公のアイデンティティが見えない(声も発せれない為、これといった特徴がない)ゲームの主人公によくある設定だ。高い所から落ちるシーンも多い。わざと池に落ちそうで失敗して地面に落ちるシーンなんかは、自分がしていた下手なゲームプレイを思い出させるほどだ。

・敵のエイカンがサイキックメトラー(超能力者)すごく中二病を感じる。実写で中二病キャラがいたらあんな感じなのかな。白髪で劇中ではサイコキネシスを使って主人公のヘンリーと戦うよ。ハードコアの中では一番好きなキャラクターかもしれない。最終的に最後の戦いで中に浮いているところで笑った。

・途中味方になってくれる軍人キャラ?がいい意味でゲーム的だった。ストーリー上敵が味方になってくれるのは展開的に熱いものがある。好きなキャラでもなかったけど死にざまは割と好き。

おススメポイントは上げたけど、逆にこういう人には向いていないポイントも書いていくよ。

・画面が常に動くので、一人称視点に慣れていないと気持ち悪くなる。

ゲーム慣れしていても最初の方は微妙に気分が悪かった。普段FPSをしないならなおさら見づらい画面なんじゃないかな。

・グロイ描写がたくさん。人がバタバタ死んでいく。

血なまぐさい描写、痛々しい演出が多い。ロシア映画だからなおさらハリウッド映画と違ってグロイ方に演出が偏っている気がする。逆にそういう悪趣味なのが好きな人はけっこう楽しめると思う。

最後のさいごでスカッとするシーンがあるので、後味はかなりいい映画だ。

FPS系のゲーム、コールオブデューティー、バトルフロント、スカイリム、フォールアウト、バイオショックが好きな人は観て楽しめそう。



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