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キタラワンマンを経て。

このコラムは2019年10月1日のキタラワンマンへの記録を綴って行く予定だったのですが、7月頃から完全にキャパオーバーしてしまい、更新が途絶えてしまいました。申し訳ありません。
このままフェードアウトするのも寂しいので、最後にキタラワンマンについてと、これからに向けて言葉を残せたらと思います。良ければお付き合いください。

2019.10.1
なかにしりく「beautiful cracks」Release Live
@札幌コンサートホールKitara

ご来場いただきました皆さん
ご来場叶わずだったけれど、エールを送っていただきました皆さん、

本当にありがとうございました!

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Photo : Honma"Norisan"Noriaki

キタラを押さえてから1年間。
ず〜っと、ず〜っと走ってた。

ゴールの見えない広い広いサッカーコートを走っているような感じ。制限時間内にゴールを決めなきゃいけないんだけど、あと何分あって、どれくらいのスピードで走れば間に合うっていう指標も経験も無いから、出来るだけ速く、でも倒れないようにという日々でした。

とにかく、やることが多かった・・・。
(実際はそうでもないのかもしれないけど、実際の量以上に多く感じてしまったね。)

まずは450名SOLD OUT目指して決死のプロモーション。
100件以上のお店、ライブハウス、カフェ、バー、その他色々な場所にフライヤー・ポスターを置かせていただきました。(ファンの皆さんにもご協力いただきました。)
ラジオもライブも沢山声をかけてもらって、初めましての場所にも多数出演させていただきました。

皆さん、ありがとうございました!

ライブをしながらアルバムのボーカルレコーディング、エンジニアさんとのやり取り、ジャケット撮影、グッズ制作。
音響・照明スタッフさん、キタラのスタッフさん、映像チーム、カメラチーム、物販・会場スタッフさん、東京のメンバーが泊まるお宿、ケータリング、全方面との連絡・確認・打ち合わせ。

キャパがオーバーするわけだ。
そんで、やっぱり動員がいつも以上に気になってしまう。

キタラにファンの皆さんが来てくれて、そこで時間を共有できること自体が幸せなんだからそこまで気にせず、もっとまっすぐ音楽に向き合いたかったけど、どうしても割り切れなかった。

このステージを1人でも多くの人に聴いて欲しかった。毎日毎日「せっかくキタラで歌えるのになんで!まだ全然足りていない。まだ出来ることがある。まだ伝えきれてない人がいる。」って思いで、希望と絶望と高揚感と焦燥感がシャッフルしてた。

こんなギリッギリの精神状態で良く体調崩さなかったなと思う。まぁ普通に寝てたし、たまゆらもいっぱい行ってたってのもあるんだけどさ(笑)

当日もまぁバッタバタのバッタバタで、リハ終わった17時あたりからほぼ記憶なし。「はい、じゃあ中西さん行ってください〜!」って言われてポンとステージに歩き出した時に「ははは、、、そうですか、もう本番ですか(´-`).。oO」と思ってましたよ。笑

だからね、僕はセンターまでゆっくりゆっくり歩いたのです。
今までの時間を噛みしめるように。
1曲目の「beautiful people」を歌い出して、全員の音が鳴った瞬間に全てが報われました。誇張じゃなくほんとに空気がキラキラして見えたよ。

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Photo : Honma"Norisan"Noriaki

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Photo : A-Co

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Photo : A-Co

Set list

1.beautiful people
2.ただもし
3.よるのうみみたい
4.やさしいね
5.ねこのまち
6.swimming
7.ベイリィズ
8.ヘッドフォン
9.みずうみのひと
10.だから
11.きづき
12.シャラララ
13.小春日和
14.ドア

Encore
1.あなたのすきなこと
2.ぐないつ
3.あさ

1年準備してたったの2時間で終わるって、ほんと音楽って儚いよね。
だからこそ大事だね。愛しいね。
「なんで音楽好きなんだろう。歌い続けているんだろう。」って考えるけど、結局この儚さに取り憑かれてしまったからなのかもしれない。

大変だったけど、このキタラワンマンをしたことで間違いなくキャパは広がったし、次はもっと良いステージにできる確信もあるから、再演を楽しみにしていてくださいね!

そしてこの日リリースされました「beautiful cracks」も
どうぞよろしくお願い致します!

「beautiful cracks」トレーラー

【CD】
Official Good Store(ご希望の方にはサイン付き)
音楽処

【配信】
Apple Music
Spotify

このライブを最後に僕は拠点を札幌から東京に移しました。
理由はシンプルで、音楽を続けたいから。"ライブ"という皆さんと会える場所を失いたくないから。

その為にはもっと音楽家として、それ以前に人として成長しないといけない。それが今の僕には東京だったということです。

雪の降りしきる日に札幌を離れて、辿り着いた東京は紅葉真っ盛りで、季節感覚が無くなって、桜が咲いて「そうか、冬は終わったのか」とようやく落ち着いてきて、まとまった文章を書ける気持ちになって来ました。

早速ですが、
今年5月には「beautiful cracks」Release Liveの東京編が決まっています。

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5.24(日) 
《なかにしりく1st mini album「beautiful cracks」Release Live in Tokyo》
@三軒茶屋 GRAPEFRUIT MOON
(東京都世田谷区太子堂2-8-12 佐々木ビルB1)

 OPEN 12:15/START 13:00
予約 ¥3500/当日 ¥4000 (+1drink)
※定員100名

 【出演】
なかにしりく(Vocal/Guitar)
工藤 拓人(Piano)
越智 俊介(Bass)
樽木 栄一郎(Drums)
山田 丈造(Trumpet)
Chima(Chorus)

【ご予約・お問い合わせ】
nakanishiriku.info@gmail.com

まだまだ東京の地盤がない僕にとって、100人キャパでのバンドワンマンは大大大挑戦です。しかもコロナウイルスの影響で、普段通りの活動が難しい状態。

でも、こういう時だからこそ新しい可能性が生まれているし、この気持ちはきっと歌になるし、出来ることやるしかないよね。

さぁ、あと2ヶ月。
悔いなく日々を過ごして元気に皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

なかにしりく


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