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晴れのち曇り。それでも笑う。

みなさんどうも。nakanaです。
2024年6月7日~6月9日の期間にキラハピとボカロック投稿祭(6月9日のみ)二つのイベントが開催されていました。

僕はこの二つのイベントに「ハレノチ」という曲で参加させていただきました。この曲はキラハピに参加するために作った曲ですが、キラキラハッピーって何ぞや?ってのに対して私なりの一つの答えがこれになる訳です。

テーマについて

この曲のテーマはズバリ「曇りのち晴れ」です!

…ん?曲名はハレノチ(晴れのち)なのに?
そうです。

二つの投稿イベント

これは正直この投稿イベントありきのテーマになってしまうのですが、キラハピに投稿されたキラキラした曲を聴いて何かモヤモヤした人いません?
そのあとにボカロック投稿祭の曲を聴いてテンション上がった人いません?
そういう心の動きがちょうどこの投稿イベントの開催時期にも重ねられるなと思ってテーマが決まりました。

キラハピ(晴れ)のちモヤモヤ(曇り)のちボカロック投稿祭(晴れ)
つまり、「ハレノチ「曇りのち晴れ」」ってことです!(ドヤァ)

僕にとってのキラハピとは

まあ真面目に言うと、一般的なキラキラしたことって眩しすぎて自分にとってはむしろモヤモヤした気分になることがあるんですよね。これは逆にロックを聴いたらモヤモヤする人もいるでしょうし、どっちが良い悪いって話ではなく人それぞれ好みの話です。
結局、絶対的な「キラハピ」が存在するわけじゃなくて、自分にとって些細なことでいいので気分が上がるものを見つけようぜっていうのがこの曲のテーマです。「キラハピなんかねぇよ、自分の基準で笑え」ってことです。

歌詞について

この曲は主に「愛して」「曇り空でも笑うのだ」二つの言葉でできた曲と言っても過言ではありません(歌詞全文は記事の最後に)。
あとは大体読めば分かるような表現しかしてないつもりなので、ここでは「愛して」という言葉に少し言及しておきます。

「愛して」という言葉

前半で出てくる「愛して」は「私のことを愛してくれ…!」って人に求めるニュアンスで書いています。一方最後のサビでは「不甲斐ない自分も、雑に揺れる感情も、色々ある日々も愛して欲しい」と、リスナーにエールを送るようなニュアンスで書きました。

メッセージの方向性

ちなみに、最後のサビまで「私を愛してくれ」のニュアンスできているので、文脈的にはそのまま続くのが自然かもしれません。ただ、あくまで曲中の主人公が愛してほしいって思ってるんだという状況を続けて、最後の最後で「君が笑うから光るのだ」と外向きのメッセージを送ることでハッとなって、それまでの「愛して」って言葉もすんなりリスナーの中に入っていくんじゃないかなと思ってこんな歌詞にしてみました。

構成について

今回曲の長さは2分40秒と短めです。これは最近の流行を意識した長さですね。そうすると必然的にAメロ→Bメロ→サビの繰り返しが難しくなるのでこんな構成にしてみました。↓

イントロ→サビ→
間奏→Aメロ→サビ→サビ2→
ギターソロ→サビ2→
(転調)サビ→サビ’→アウトロ

ほぼサビ

見ての通りこの曲はほぼサビです。これは「愛して」「曇り空でも笑うのだ」にメッセージを絞った結果です。極力シンプルにリフレインさせたかったんですよね。

ギターソロ

私の曲でほぼ外せないのはギターソロです。いつぞやギターソロ不要論がありましたが、私は必要派です。好きだもん。
今回も例に漏れず弾きましたが「おっ?」と思ってもらえるように1拍挿入してリズムをズラしてみました。
おっ?ってなったでしょ?

サビ2

「明日は月曜日〜」って歌詞から始まるパートですが、ここだけVImが使われてます(他はI, III7, IV, Vがメインです)。
ちょっと憂鬱な気分を描くときにだけマイナーコード使ったらいい感じになるかな?と思ってのことです。理論のことはよく分からないので試行錯誤の一環です。

転調

最後のサビで一気に晴れに向かう気持ちをイメージしてブレイクの後、3度上に転調してます。普段はもうちょっと工夫して分かりにくい転調するのが好きなのでこんなストレートな転調は初めてかもしれません。
どストレートなのも悪くないですね。

あとがき

という訳で初めての曲解説でした。こうやって言語化してみるのもいいですね。
改めてリンクと歌詞を貼っておきますので、制作意図等感じながらお楽しみください。
ではまた〜。


歌詞全文

ハレノチ

愛して…
曇り空でも笑うのだ

湯船で反省会
うまく言えなかった言葉を反芻して
靴擦れで歩けない
躓いたことばかり覚えていても

愛して…
燻る肺ほど燃えるのだ

明日は月曜日
憂鬱な気持ちも同居して
それでも熱を帯びたから
曇り空でも笑うのだ

明日は月曜日
憂鬱な気持ちも同居して
それでも熱を帯びたから
せめて今夜は

愛して
不甲斐ないこの僕でも
愛して
杜撰な喜怒哀楽も
愛して
不揃いなこの日々でも

君が笑うから光るのだ


X: https://twitter.com/nakana_mmm




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