見出し画像

複業人材と新しいまちづくり始めます!


壱岐市は、SaaS型複業人材マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営する株式会社Anotherworksと「民間複業人材との協働に関する連携協定」を締結しました。

行政業務を優秀で想いのある民間企業の複業人材の方々にサポートいただくことで、僕たち職員もノウハウを学び、スキルアップしながら、地域課題の解決に挑戦していきたいと考えています。

壱岐市での実証実験は

第一弾として、12月業務開始3月末業務完了のスケジュールで3職種の求人を開始しました。

①DX推進コミュニケーションアドバイザー
壱岐市はDX推進のロードマップを描き、取り組みを進めています。今年度はまずSlackを導入し、コミュニケーション活性化と業務カイゼンに取り組みます。そして、どこをDXすれば、住民サービスが向上するか。職員がそれぞれの業務で、主体的に考えていけるようにしていきたいです。そのためのサポートをしていただけるアドバイザーを募集します。

②ワーケーション推進アドバイザー
全国に先駆けてテレワーク推進、ワーケーションなど新しい働き方の推進と企業誘致、官民連携を進めてきました。でも、「なぜ、壱岐なの?」って問いに即答できません。来ていただくと理解して、島を好きになって、リピートしていただけるんですが、伝えることが苦手なんです。2020年に国がワーケーション推進を発言してから、バズワードになりました。でも言葉とリアルは違う。
ちゃんと壱岐島に来ることで、どんな変化が起こるのか。そんな魅力を言語化して伝えるためにサポートいただけるアドバイザーを募集します。職種的にはクリエイティブディレクターですかね。(ここは、僕のサポートをしてもらいます。)

③組織運営アドバイザー
「まちづくり協議会」というコミュニティ運営組織が小学校区単位で設置されました。人口減少、高齢化で自治会や地域の活動に限界が見えてきていますし、今の段階から、動いておかないと間に合わないので、エリアを小学校区単位に広げて、持続可能なコミュニティを作っていく団体です。設置は進んだものの、地域の自主性を尊重するので、地区で運営のばらつきはあります。もっと市民の主体的なまちづくりが活性化していくように、「地域担当職員(地区に居住する市職員)」がワークショップの企画運営や、ファシリテーション技術を身につけ、協議会運営を積極的にサポートできるようにするために、技術を教えていただけるアドバイザーを募集します。

ちなみに、次年度からの第2弾も見据えて、サポートが必要な業務や職種などなど並行して検討も進めています。

最高の経験価値を提供したい

なぜ、やろうと決めたかというと、ビジョンに共感したからなんですが、

ーーー金銭報酬・副収入を目的とした「副業」ではなく、個人の関わる目的と出会いを最大化し、金銭報酬だけでなく経験報酬や感情報酬を目的とした「複業」こそがこれからの働き方のスタンダードーーー

「挑戦する全ての人の機会を最大化する」

いや、そんな稀な人いないでしょ。片手間で程よく意見して、たいした成果無しみたいなのが、関の山なんじゃないの。実証のあと営業かけてきて、業務委託取りに来るとかなんじゃない?そういうことも言われるのだけど

実際、いるんですよね。そういう人。実は結構たくさん出会ってて、僕にはその価値観で動くことが、理解できる。だから、やろうと決めました。

民間企業の方には、行政の業務委託じゃなくて、内部事務に関わるって、貴重な経験だと思うので、やるからには、最高の経験価値を提供したいよね。って、勝手な裏目標も立てながら、全然手探りですが、楽しみながら、作り上げたいなと思います。

地方公務員をアップデートする

ちなみに、行政側からしてもすごく貴重な機会なんですよね。業務委託だと見えない部分を、隣で仕事するから見えるし、教えてもらうし、ノウハウを吸収できる。(やりとりは基本オンラインですが)

僕らが、ライティング、コピー、デザイン、マーケティングなどなどスキルを身につけていくと、政策のクオリティがかなり上がるし、最終的に住民サービスの向上に繋がると思う。

そして何より、めっちゃ面白い市役所になる。そんな勝手な野望に、勝手に繋がると思い込んで、まず、やってみます(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?