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『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』小原晩
先月、母と姉と京都に行った。
朝イチで豆大福を買いに行き、近くのベンチで食べて、京都の町をぶらぶらとし、夜は先斗町で水餃子を食べた。
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🫘
京都は、いつ行ってもイイ。
私は1年に少なくとも2〜3回は訪れるほど、京都の町が好きだ。
終わりの期限がきちんと定められた大学生活を、京都で過ごせば良かった、と半分くらい本気で後悔している。
豆大福を二個食べた後バスに乗って向かった、恵文社一条寺店。
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本と雑貨がずらりと並べられ、暖色の明かりが灯る本屋さん。
私は小一時間ほど本棚と本棚の間をうろうろした後、小原晩さんの『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』を購入した。
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どこかの媒体で見かけて、ずっと読んでみたいと思っていた作品。
お金がなくたって、仕事が上手くいかなくたって、「ミッドナイトショーで映画を観た」「コーヒーが旨い」「最近お気に入りのパン屋さんがある」みたいなちっぽけさで生きていたっていいな、と思えるエッセイ本。
だから、迎えに来てほしい。呆れた君が私を見上げて、仕方なしに「ごめんね」と謝ってくれるまで、私はここから降りるつもりはない。私を迎えに来ることができるのは、君しかいないのだから。私が待っているのは、君なのだから。
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奥付で特筆する経歴がないから、と好きなものを羅列する小原さんがすごく素敵だ。
猫、光、水辺、本屋、喫茶店、散歩、お笑い、太陽の塔、衣食住。
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オススメです
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