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■話者:Cさん、自営業、30代 ■記述者:火野水鳥 Cさんが通っていた小学校でクロネコ様が大流行したことがあった。 クロネコ様というのは、いわゆるこっくりさんで、みたま市では『クロネコ様』という名称で行われることが多い。休み時間になると誰もが仲間内で集まって、他愛のないことを質問したものだった。 その頃、Cさんはある女子グループに属していた。そのグループのリーダーはMちゃんと言って、街で大きな商店を経営する両親と、小学生にしては大人びた容姿を持った、クラスの女王
■話者:Mさん、大学生、20代 ■記述者:黒崎朱音 Mさんが、高校生の時に体験した話。 みたま市には『首吊り屋敷』という、いかにもな名称の心霊スポットがある。ここでは過去に父親が家族を殺害後、首を吊って死んだらしい。 ……という話になっているが、実際にここで一家心中や自殺が発生した記録はない。『らしい』という噂だけが流れて、何でもない場所が心霊スポットになってしまっているのだ。 だが、若者の間では怖い噂の的になっていて、他にも、二階の窓から赤い目の人が覗