【なぜ?】わだかまりが生まれる理由
●なぜわだかまりが生まれるか?
そもそもわだかまりとは
「わだかまり」とは(わだかまりの意味)
わだかまりは、「心の中につっかえたようになって、たまっている感情」を表す言葉で、不信感や不満、疑問など、心の中で引っかかっているすっきりしない気持ちのことを表します。
わだかまりが生じる主な理由は、人間関係からわだかまりが生じてそれから問題やトラブルに派生する傾向にありますが
トラブルまでいかずともわだかまりがあると、物事がすらすらと運ばずに滞ることや、つっかえてしまう傾向にあります。
わだかまりの類義語
わだかまりによく似た、モヤモヤしたすっきりしない気持ちを表すキーワードとして
・しこり
もめ事の後に残る気まずさや、和解しきれなかった状態を表現する言葉
・ジレンマ
物事の認識がお互いに一致できておらず、すれ違いなどのずれを表す言葉
などがありますが、以下の画像をご覧ください。
意義素と色々な表現から全体像を捕めると思います。
わだかまりのキッカケ
わだかまりのキッカケは色々ありますが、それを一言で表すなら「人間関係上の行為から生じる」と言えます。
つまり、
行動や会話などの行為を見聞きすることからわだかまりが生じます。
その行為には「メタ目的」があります。「メタ目的」とは、私の造語ですが潜在的な目的や行為の背景を指します。
メタ目的とは?
わだかまりの本質とは?
わだかまりは些細なキッカケから生じますが、一度でもわだかまりが生じるとなかなかわだかまりは消えません。
たとえわだかまりの意味を知り、全体像を掴んでいたとしてもその本質を掴めなければ解決はしないでしょう。
ただし、
わだかまりという心境の
本質は「不満」であると考えられます。
不満とは、
満足していない不満足な状態を表しており、自己の望みが十分に満たされていないことです。期待と現状との乖離感、満足しない感情を指し
したがって、
自己の望みという水準から外れる人間的行為を見聞きした時に、不満に思い、わだかまりになります。
わだかまりの背景の不満とは
不満という感情そのものは、仕事、人間関係、自分自身、社会、政治など、様々な場面で生じますが、
心理学的には、不満は人間の本能的な需要不満から生まれます。これは、生活上の折り合いがつかない状況や、人生の大きな変化などの理由や、物質的な需要、社会的な需要、心理的な需要、精神的な需要などが満たされない場合に生じ、過去の経験や教育などのバックグラウンド、現在の仕事や人間関係などの状況、個人的な価値観なども不満の発生に影響します。
不満は、人間の感情や行動に大きな影響を与えます。不満を抱え続けることは、ストレスや憂鬱な気分、自己否定や自己嫌悪、人間関係のトラブルなどを引き起こす可能性があります。
しかし、
不満を正しく認識し、適切な対処方法を見つけることで、人生を豊かにすることも可能です。
参考文献 :
Cooper, C. (1997). Master stress: a neglected area of research. Journal of Managerial Psychology, 12(5), 235-244.
Scott, K. S., & Lane, L. J. (2000). Leadership and stress: a review and critique. Journal of Occupational Health Psychology, 5(2), 165-174.
わだかまりにもいろんな解釈がある
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?