ワクチン遺族の声2

ワクチンで身内を亡くした人にはこれまで何人も会ってきたが、身内を2人亡くした人に会ったのは初めてのことだ。

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佐野公任子さんは、去年叔母(母の姉)と父に先立たれた。コロナワクチンの危険性を知っていた佐野さんは、1年以上前から「打ってはいけない」と家族に言い続けてきたが、この警告は徒労に終わった。
「接種したのが7月27日。亡くなったのも同じ日です。解剖によると、打って数時間後に亡くなったと見られています。亡くなった2日後、29日に私が叔母の家を訪れたときに、遺体を発見し、警察に連絡しました。
まさかワクチンを打ったとは夢にも思っていませんでした。不審死ということで検視を受け、死因は「脳出血」とのことでした。
葬儀を済ませて、後日叔母の部屋を掃除していたとき、部屋からワクチンの接種券が出てきました。そのとき初めて、接種していたことを知りました。
打たないほうがいいよ」と何度も言っていました。「血圧やコレステロールが高くて薬を飲んでるし、狭心症や不整脈もある。こういう人が一番打ったらダメなんだよ
でも、伝わってなかったんですね。
ショックで、悲しくて、悔しくて。私、ワクチンの危険性を訴える活動をしてるんです。ひとりでも多くの人が打たないように、道行く人にビラを配ったり。当然身内は分かってくれていると思ってた。だから、余計に悔しくて。
叔母は73歳。独居ですが、元気でした。食事も買い物も掃除も、何でも自分でやっていました。趣味が多くて、毎日の生活を楽しんでいました。
死後、叔母の部屋を掃除していて、冷蔵庫にまんじゅうがありました。4つも。私、葬儀でも気丈にふるまって泣かないようにしていたのですが、そのまんじゅうを見たとき、急に胸にこみあげてきて、泣いてしまいました。「楽しみにしていたんだろうな、まだまだこれからの人生だったのにな」って。

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父は昨年8月に2回目のワクチンを打ちました。すでに、叔母が亡くなった後のことです。私は叔母はワクチン死だと確信していたので、父に「絶対に打っちゃダメ」と言っていました。「叔母はみんなを死なせないため、ワクチンの危険性を我が身で以て知らせるため、身代わりになって死んだんだ」私はそういう気持ちでした。だから、これ以上絶対身内に打たせないつもりでした。
それなのに、父は2回目を打つと言って聞きません。私があまりにもうるさいものだから、うっとうしそうに、見ているテレビのボリュームをあげるんです。私、カッとして、テレビのリモコンを放り投げたりして、大喧嘩になりました。でも、それでも、止められなかった。
2回目を打った父は、その後いきなり大腸癌になり、手術しようと思っていた矢先に脳梗塞を発症しました。画像検査では、頭の血管が脳梗塞だらけでした。結局これが原因で亡くなりました。

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父は74歳。やはり、ワクチン接種前は元気でした。
叔母を亡くし、父を亡くし、私は立て続けに2人の身内を亡くしました。
私だけじゃないと思います。こんなふうに家族を奪われた人が、世界中にどれほどたくさんいることか。それを思うと、声を上げずにはいられません」

佐野さんにとって「ありがたいと思ってたワクチンを打って、まさかこんなことになるなんて!」、ではない。ワクチンの危険性は分かっていた。だからこそ、自分はもちろん打たなかったし、家族にも打たせまいとした。それでも、こういう不幸が起こってしまう。


【事例】40代男性
【死亡日時】令和3年8月19日午前2時頃(推定)
お兄さんが語る。「私自身はワクチンを打っていません。妻にも子供にも危険性を伝え、打たせていません。しかし弟は職域接種で打ちました。2回目を打った後、社宅で一人で亡くなりました。その経緯をお話します。
弟は1回目を打ったとき、熱が出たんですね。それで、社宅で一人では何かと不便だということで、2回目を打った日、社宅ではなく実家に帰り、様子を見ることになりました。
8月16日の昼にモデルナの2回目を打ち、14時頃自宅に帰ると、37.5度と微熱がありました。翌17日の午前中も微熱が続いたので、昼まで寝ていました。15時頃に起きて食事も普通に食べ、熱も下がりました。「明日は仕事があるから」と20時半には社宅に戻りました。18日は特に問題なく勤務していました。
しかし19日、出勤してこないため、同僚が社宅に様子を見に行ったところ、亡くなっている弟を発見し、警察に連絡。警察の立ち合いのもと、検視が行われました」

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【死因】急性心機能不全症

医者をしていると死亡診断書を書くことはしょっちゅうある。書くたびに、医学部で教わったことを思い出す。それは「死因の欄に『心不全』『呼吸不全』は極力書くな」ということである。死ぬときは誰しも心臓が止まって「心不全」だし、息が止まって「呼吸不全」である。だから、「心不全」という病名はほとんど意味をなさない。
上記の診断書では、「急性心機能不全症」となっているが、要するに、「心不全」である。医学生に「極力書いちゃいけない」と指導している死因を、プロの監察医が堂々と書いているわけだ。
このおかしさについて、以前の記事で紹介したことがある。
https://note.com/nakamuraclinic/n/ne7fd1151b78b
大阪医科大学の鈴木廣一名誉教授が、この死体検案書がいかにデタラメであるかについて、語っている。
「この検案書を書いた解剖医は、我々法医学医の間で問題になっている人物です。毎年3800件とか解剖をしていますが、こんなのはあり得ない。うちは2人で現場を回していますが、きちんと解剖しようとすると、年間100体が限度ですよ。それ以上はできない。それなのに、この人は個人で、株式会社として、あり得ないほど多くの解剖をやっている。法医学会でも問題視されています

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死体検案書の書き方も非常に雑です。まず、こんな死因をつけるのは許されない。誰でも死ぬときは心不全です。あと、死亡までの期間に「急死」と書いている。これは死に様であって、期間ではない。さらにいうと、所属。個人でやっていて、しかも株式会社。何ですかそれ。
こういう法医学者を放置しているのは、神奈川県警の体質なんです。基本的に、警察にとって重要なのは、事件か、事件じゃないか、それだけなんです。医者から事件性がないことのお墨付きがもらえれば、あとはどうでもいいわけです。
所見欄の記載もひどい。「左右冠状動脈硬化狭窄、右側狭小化、左側一部で狭窄著明、両肺うっ血、心肥大、心内血暗赤色流動性」とあるが、これは病理組織を見て、再灌流障害の所見を確認しないとダメ。狭窄していたくらいで心筋梗塞は起きない。一般的な内科的記述では、プラーク破裂とか動脈硬化を起こしたところの内皮がはずれて、そこに血小板が集まって、という所見が見られるはず。
非常にずさんな検案書です。できれば解剖をやり直したいところですが、組織を保存しているかどうか。
できれば肺と心臓、最低限心臓の病理組織を見たい。臓器がないとお手上げです。臓器の保管は場所をとります。私もある程度の期間が過ぎれば、焼いてもらっています。保管場所の問題には、どこの法医学教室も頭を抱えています。
神奈川には横市、聖マリ、北里、東海大の4つがあって、この4つはどこもしっかりしているから、このあたりの法医学教室なら臓器の保管はされているはずです。
この案件は、すでに警察の手を離れているので、弁護士を使うしかないと思う。弁護士法に基づいて、臓器の提出を求める。そういう方法しかないと思います」

ワクチンで身内を亡くした遺族は、当然悲嘆に暮れている。身内の死を証明する文書がこんなふうにデタラメに書かれることは、遺族に対する愚弄である。遺族は二重の苦しみを受けている。せめてもの慰めがあるとすれば、死亡の原因はワクチンによるものだったと適切に認めてもらうことである。
お兄さんが言う。「弟の無念を晴らしたいんです。国は推奨するだけしておいて、死亡しても因果関係なし。全国で多くの人が亡くなっているのに、死亡は一例たりとも認められていない。これは犯罪です。はっきり言います。犯罪です
推奨するからには、責任をとるのが当たり前でしょう。責任をとれないのであれば、今すぐにでも接種の推奨はやめてほしい」