コロナでよかったことは?

2019年に100%当たる占い師が「来年から3年間、世界は闇の時代に突入する。大騒動が起こって、世界中で少なくとも2000万人が死亡し、20億人が病気で苦しむことになる。この騒動をきっかけに言論の自由がなくなり、人々は分断され管理される」という予言をしていたら、皆さんどう思いましたか?(「100%当たる予言って何だよ。それは予言というか『予定』じゃないのか」というツッコミはひとまず置くとして)。
みなさん、恐怖と絶望を感じたと思うんですね。
そしてこの予言、実際見事に的中しました。ワクチン接種により多くの人が死亡し、さらに多くの人が接種後の後遺症に苦しんでいる。マスク着用が常識化したりワクチン関係の情報発信が検閲されたり、異様な社会が現実に到来しました。それどころか、コロナを口実にして統制社会がますます進んでいる。予言通りです。でも、かといって、僕らの今の日常が恐怖と絶望に打ちひしがれる日々かというと、全然そんなことないないですよね。
上記の恐ろしい予言は、確かに実現したにもかかわらず、僕らは平穏モードに生きている
不思議です。想像のなかで作り上げた恐怖こそが最も恐ろしいのであって、実際起こってみると、案外僕らは何にでも適応してしまうのかもしれない。
「濡れぬうちこそ雨をもいとえ」で、いったんびしょ濡れになってしまえばもはや雨は気にならない。そういう心理のせいかもしれないし、あるいは、僕ら人間は、どんなに苦しい状況のなかにも、それなりに楽しいことや幸せなことを見つけて上手に人生を生きていく。そういう生存能力がもともと備わっているのかもしれない。

昔、ツイッターをしていた頃、「あなたのコロナ禍のメリットは何ですか」と問いかけたことがある。多くの回答が寄せられ、「なるほど」と思わされた。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n235c72c9ce81
みなさんあまり大きな声で「コロナのおかげで」とは言えないけれども、内心密かに「コロナのおかげ」を感じることはちょくちょくあるようだ。

僕がコロナのおかげで得た一番の収穫は、人です。コロナが始まった当初から、どこに行くにもマスクせず、コロナワクチンの危険性を訴える情報発信をし続けた。「そういうのやめなよ。頭おかしいと思われるよ」友人が親身なアドバイスをくれた。「うん、そうやなぁ」とか適当に合わせながらも、相変わらずマスクは着けなかったしワクチン関連の情報発信もやめなかった。あきれた友達が一人二人と去っていった。でもその代わり、さらに魅力的な人たちと知り合うようになりました。僕と考え方を同じくする人たちです。町を歩けばほぼ100%の人がマスクをし、国民の8割がワクチンを打ったこの国で、僕らはマイノリティに属します。それでも(あるいは、それゆえに)、僕らの結束は強固です。
コロナをきっかけに、要る縁、要らない縁の選別が進んで、さらに新しい縁に恵まれた。この縁はコロナが終わった後も切れないと思う。

50代女性
「2年ほど前にYouTubeを見ていて、加工食品の闇について話している人がいてショックを受けました。私たちはこんなものを食べてるのかって。それがきっかけで、医療の裏側とかワクチンのことを知ったし、いわゆる陰謀論的な知識も増えました。自分でもいろいろ調べて、そういうなかで先生のnoteにたどり着きました。
長らくイオンで働いていましたが1年前にやめました。今は毎日実家の畑を手伝っています。土をさわるっていいものですよ。畑は山の中にあって、季節を感じます。今なら紅葉がきれいで、池にカモが飛んできたり。自分で作った野菜を食べる。当たり前みたいですけど最高ですよ。畑がこんなに気持ちいいなんて、私この年になるまで知らなかった。畑に行かないと、そっちのほうがストレスです。
イオンでは加工食品の品出しをしていました。自分の扱っている商品が危険な添加物まみれで、食べ物と呼ぶに値しないものだと知ったとき、自分の中で価値観が崩壊するのを感じました。『私はこんなものを食べたり売ったりしているのか』と。
当然、加工食品を買うのをやめました。自分と家族が守れた安心感で一瞬は満足しましたが、やがてそういう商品を売ることも嫌になりました。フロアで仕事をしていると、お客さんからよく声をかけられます。『○○(商品名)はどこにありますか』と。商品のところへ案内するのですが、それが化学調味料や添加物まみれの商品だったりします。本当は『それよりもこちらの商品のほうがいいですよ』って少しでも添加物の少ないほうを勧めたいのですが、店員がそこまで出しゃばったことはできません。
『ろくでもないものを売っている』その意識にだんだん耐えられなくなって、仕事に行くのもおっくうになってきました。
仕事の人間関係は良好でした。勤務時間が深夜帯なので生活リズムが遅くなることが負担でしたけど、それぐらいのことは我慢できます。でも『自分は毒を売っているんだ』という罪の意識はどうしても我慢できなかった。
ある日、上司に言いました。『食品コーナー、もっとグリーンアイ(健康面に配慮したイオンブランド)の商品を増やしてもらえませんか』でも主任に言ったところで、店長までは届きません。課長に直接言いに行ったこともありますけど、一応話を聞いてくれましたけど、何も変わりませんでした。
それで結局仕事をやめましたけど、結果、本当によかったです。
毎日畑をするのが楽しくてワクワクします。深夜まで仕事してたのが、今は早寝早起きです。夕方6時に晩御飯を食べて、風呂に入って、10時には寝る。おかげで体の調子がよくなりました。
コロナは世間の矛盾に気付かせてくれました。もしコロナがなければ、今もイオンで働いていたと思います。仕事に行かない分、収入は減りましたけどこれでいいんです。自分が誇りを持てない仕事を続けることはできません」

30代女性
「以前先生の記事で『小児ワクチンについて』というのがありましたけど、あれは劇薬ですね。ワクチンの接種本数とADHDの発生率からして、ADHDはほぼワクチン病だという先生の指摘。あれが事実だとして、しかしその事実を突きつけられたADHD児童を子供に持つお母さんが、一体どういう気持ちになるか、先生想像したことがありますか?
私は小学校の教員をしていて、特別支援学級を持っていたことがあります。ある講演会で講師が『自閉症をはじめ発達障害の原因はワクチンです。子供を自閉症にした親は無知を認め反省してください』と言って、それを聞いたあるお母さんが怒っていました。お母さんの話を聞いて、私としては『大変ですね』くらいしか言えなかったけど、先生、その手のワクチンがらみの情報は、聞いてしまったら親として正気を保てないんです。その情報が事実かどうかの検証は私にはできませんが、とにかく劇薬級にショッキングな情報だということは知っておいてください。
どういうふうに伝えるかも大事です。突き放すような言い方では、当然受け入れられない。同時に前向きなメッセージ、たとえば解毒が可能だとか、症状は改善の可能性があるとか、そういう希望も持たせて欲しい。
そうでないと、せっかく情報に触れたとしても感情的に反発した親は、自己肯定に走ります。『医師会とか小児科医が打っても問題ないと言っている。ワクチンが原因で病気になるとかデタラメを言って人を怖がらせて。あの講師、許せない』そんな具合にむしろ熱烈なワクチン肯定派になるかもしれません。
先生の言うような情報は、普通に生活している親御さんには入ってこないんです。たとえばADHDの子供の対処は、薬一択です。学校も支援センターも薬のことしか言いません。『できれば薬なんて飲ませたくないな』と思っている親も、子供の症状があまりにもひどいから結局使わざるを得ないというのが現状です。食事の改善とかサプリとか、そんなこと誰も言いません。というか、知識のある親が薬ではなくてそういうアプローチをとると、医者から『なぜ薬を飲まないのか』と責められます。
まず、情報がない。あったとしても、親が受け入れられるかどうか。受け入れたとして、医者や支援センターなどと摩擦なくやっていけるか。問題は山積みです。当然、私のような教師の側から『ワクチンは打っちゃダメ』なんて口が裂けても言えない。
でもコロナになって、知識のある親が増えてきた印象です。コロナワクチンのおかしさから始まって、自分でいろいろ調べるうちに、そもそもワクチン自体がヤバいんじゃないか、そういうことに気付く親が増えてきました。コロナ禍にも多少なりいいところはあると思います」