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文通欄[2019十一月]

今回:2019年11月
他回:お返事ができる場合は『おしらせ』マガジンに追加します。

いただいた順番で並んでいます。
サポートに添えられていたメッセージへのお返事です。

※お名前は仮名や頭文字、頭文字でアカウント特定が容易になってしまうお名前の方には異なるイニシャルや類似した文字等をあてている場合があります。本文のメッセージ内容でご自身宛てかどうかをご判断ください。
※伏せてある文字数は実際のお名前通りの文字数とは限りません。


ぷ*****さんからメッセージがとどいています。
好きです!

 ふふふ、いつもありがとうございます。
 こちらと、

ぷ*****さんからメッセージがとどいています。
好きです!

 …こちらと、

ぷ*****さんからメッセージがとどいています。
好きです!

 それからこちらは、いただいたメッセージを間違えて重複してコピーペーストしたわけではなく「3通に別れていたものだ」というのは書き添えておきます(笑)

ぷ*****さんからメッセージがとどいています。
先生の作品を読むと、自分の気持ちの引き出しを次々開けられていく感じがして(良い意味で!)、本当に素晴らしい作家さんと作品に出会えて嬉しいです。
いつも新しい作品を楽しみにしてます。
先生と先生の大事な人に、何かいいことがおこりますように!少額ですが私の気持ちです。。

 当月はたまたま同じお一人からのメッセージだけだったので、貸し切り文通欄になりました。
 さて、何をお話ししましょうか。
 今これを綴っているのは2020年5月の頭。まだ、ゴールデンウィークと呼ばれる日程が数日残っています。
 例年ならゴールデンウィークはいかがお過ごしですか!?どこかに行きましたか!?なんて聞きたい時期ですが…。
 メッセージを頂いた11月には、まさかたったの半年後に世界中がこんなことになってしまうなんて(年末を迎える段階で既に限られた地域の医療関係者の中には異変に気づき始めた人がいた様子ですが、我々のような市井の人間の中では)誰が思っていたでしょう。当時の私は、きっと今頃になると世の人の多くはゴールデンウィークで出掛けるのかな、旅行かな、いいなあ、私はどうしようか、引きこもって漫画かなぁ、いや、ため込んだ勉強を片付けるか、どうしたもんか…なんて平和な予定を考えていたんですが…。まさかこんな、世界規模で家に居ることが推奨されるようになるなんて。
 私個人に限って言えば仕事の幾らかは失いましたし、減収が数字に現れた分野の業務もあります。ただ、私の営んでいる仕事の一部は入金までの期間が結構かかるものもあるため、(分野によりますが、)今この状況下で振り込まれてくるのは、まだ世の中が何事もなかった頃に稼いだお金…という業務の分野も存在するんです。まだ平和だった2019年終盤のお給料を今もらっているイメージですね。複数種の業務を掛け持ちしているため減収が著しい分野もありますが、手元に入ってくる数字が平時と変わっていない分野も存在するおかげで、今のところは明日明後日に屋根を失うような状況には陥らずに済んでいます。ただ、リアルタイム性のある業務については、私のお客さんになってくれる人が受けた経済的な打撃を私も体感するに至りました。とは言え、ひとまずは現状を維持しながら、今後の身の振り方を考えているところです。
 身近な私の大事な人たちは、まちまちです。海外から帰国できなくなった者も居れば、出向いた他府県に居るまま往来自粛に応じて首都圏に戻れなくなった者もあり、「身近な大事な人」と言葉でいってみても、物理的にはまったく身近ではない状態になりました。職や収入を失った・減らした者も居れば、この状況になったことによって職に縛られる形になり帰る時間や眠る時間を失った者も居ります。
 いずれにしてもそれぞれ生活や仕事から手を離せずいるうちに合流するタイミングを失い、別地域への往来がどんどん難しくなり、それぞれがたまたまその時に居た場所で、会えないまま自粛に応じている状況です。ビデオ通話や文字でのやりとりはありますが、もう月単位で直接会っていません。
 とは言っても、この自粛に応じて往来せず、(業務上どうしても出ざるを得ない職の者以外は)私用外出も最小限に居られるのは、幸い私や私の身近な人にその選択ができるだけの運や余力があったからで、こうして我々が自粛に応じていることが、娯楽以外のなんらかの事情で外に出るしかない人たちにとっての重荷や後ろめたさ(みんな自粛しているのに自分は自粛できない、という辛さ)の発生源になってしまうのかもしれないと思うと、それはそれで居た堪れない気持ちです。
 ぷ*****さんは、いかがお過ごしですか?
 日々、新聞に目を通していると、政治経済や医療現場の闘いだけでなく、新たな感染の拡がりに関する数字、自粛疲れが様々なところに出ていること、感染者の特定や働き続ける人への私刑が発生しているニュース、デマや差別のこと、補償の不足、かたや賑わう行楽地のニュースなど、本当に様々な立ち位置の人が居ることを痛感させられます。
 そうしたことに心を痛める日を送っているわけでなければいいのですが…。
 ぷ*****さんが今、どんな属性で、どんな立場でこの現状と向き合っているかわかりませんが、なるべく孤独ではない状態で、困窮することなく、現状の割には穏やかに過ごせていることを願っています。とにかく、健康でいられますように。
 こういうとき、自分の職能が(医療福祉衣食住インフラ等々のように、誰もが生きる上で必要とするであろう形で)直接的に人の役に立つ実感がないものですから、私は一体何ができるんだと、とても心苦しく思いますが…せめて大変な時期に、気を紛らわすことのできるものを作れるように、努めたいと思っております。


以上、
表題月の初日〜末日までに頂いたメッセージへのお返事です。以後も、お返事ができる場合は『おしらせ』マガジンに追加します。

 この企画は2018年の終わる頃、「病欠していて限られた範囲のことしかできないから(何かしよう)」という思い立ちで始めたものです。元気な時は普通に仕事や私生活に時間を投じてしまうし、恒例の記事にできるかは分からないです…が…暮らしの折々で「今日は寝込むほど具合が悪い」という日や「家事も仕事もやりきって疲れてしまったから文字を打つ以外は無理」みたいなタイミングは訪れるものなので、時間と余力のある時はお返事したいなと思ってはいます…、が…、少し先の私がどんな過ごし方をしているのか見当もつかないものなので、お約束はしないままにしておきます。
 2017年度までにメッセージをくださった方、頂いたメッセージ全部読みました。無言でサポートをくださった方、どなたがいくらくださったか全件確認しています。ありがとうございました。(中村珍|コミック無職)