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オススメ紹介

今回の記事はゆきが担当します!
当 Note では『中村ゼミってこんなところ!(メンバーの研究テーマ編)』でも紹介したようにゼミメンバーから集めた「オススメ」を皆様にお届けしていきます。そして、この記事が当 Note での記念すべき 1 回目のオススメ紹介記事ということで何をオススメしようかと悩みましたが「和蝋燭製造体験」をオススメすることにしました。

実は私、中村ゼミでは伝統工芸について研究しています。その研究過程で「和蝋燭製造」を体験してみようということになり体験してきました。初めて触れた和蝋燭と興味深い製造体験を皆様にもオススメし、伝統工芸や和蝋燭、製造体験について興味を持ってくださる人を 1 人でも増やすことができればと思っています。

▸和蝋燭って?

皆さんは誕生日ケーキや仏壇で蝋燭をよく見かけると思います。それらの多くは洋ローソクです。和蝋燭はお寺や丑の刻参りで頭に付けている蝋燭としてみることができるかもしれません。しかし目にすることができる機会は稀です。和蝋燭って何ぞやと思った方が多いと思うので和蝋燭について軽く紹介していきます。


まず、和蝋燭では米ぬかやパームといった植物性蝋が使われているのに対し、洋ローソク
ではパラフィンという石油由来のものを原料にしています。また、蝋燭の芯や製造方法にも違いがあるのですが私が最も紹介したのは使用感の違いです。和蝋燭に火をつけると洋ローソクには見られない大きな炎の「ゆらぎ」を見ることができます。そして炎は消えにくく煙が少ないという特徴があります。


和蝋燭は家でも手軽に炎の揺らぎをみて心癒すことのできる物なのではないでしょうか。

▸製造体験

今回私は「有限会社 中村ローソク」さんの「いコース 製造体験 約 90 分コース」を体験しました。

中村ローソク

和蝋燭について紹介していただいたき、どのように製造するのかお手本を見せていただいたあといよいよ製造体験です。


和蝋燭製造には 19 の工程があります。今回私が体験させていただいたのは 10 個の工程。そのなかでも最も盛り上がったのは製造体験最後の清浄生掛け(せいじょうきがけ)という工程でした。この工程は串に刺した蝋燭に鮮やかな朱色の蝋をかけていく仕上げの作業です。

清浄生掛け


串の傾かせ方や回し方、蝋をかける量で出来が変わってくるのですが、この工程で器用なのか不器用なのか、どんな性格をしているのか何となくですがわかっちゃいます。
ちなみに私は不器用で小心者な面がよく出た蝋燭が出来上がってしまいました…。下の写真は私が作った和蝋燭の写真です。

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製造体験で作った蝋燭は持ち帰ることができます。和蝋燭は火が消えにくいので外で手持ち花火をするときに使ってみようかなと思っています。

▸おわりに

製造体験は論文や記事で読むだけでは知ることのできない気付きを得ることができ、思い出としても記憶に残ります。また一緒に体験した人がどのような人なのかわかるかもしれません。調べてみると様々な製造体験があり、皆さんの興味のある分野がきっとあると思います。この夏、様々な体験をしてみてはいかがでしょうか。




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