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あたらしい風吹いてますか

唐突ですが、コロナ渦を経てあなたは何を失いましたか?
また何を得ましたか?
コロナ渦は、第三次世界大戦ではなかったのかと思うんです。
陰謀論の見過ぎかもしれないです。
私は、当初のWHOの対応に違和感を感じたことを覚えています。
もしかしたら、仕組まれた大量殺人なのではないかという疑念は拭えないのです。  その後のワクチン接種をめぐっても不信感は増幅しています。
実際、ここ2年の死亡者数は目を見張るほど増えているし、ワクチン接種後様々な後遺症に苦しんでいる方もいます。
これが地球規模の、陰謀ならば、一個人になすすべもなく、回避不可能なことです。  
それでもこのコロナ渦で、人はいろんな欠乏感を経験して、ものの本質を見つけたのかも知れないです。  人生は思っているよりシンプルです。
新たな価値観を見つけて、新なフェーズに入った人も多いのではないでしょうか。

私はコロナ渦と時を同じくして、パワハラを経験して、20年来の人間関係を失いました。  その人間関係は、一掃されるべくして一掃されたのだと思っています。   そして今は一見凄く孤独です。
でも「あなた孤独ですね」って見てる人もいません。
嫉妬と憎悪を吸い込んだ重い空気に包まれていたにぎやかさに比べたら、風通しもよく、軽やかです。

昨日読み終えた金原ひとみさんの『ハジケテマザレ』がとても良かったのでご紹介させていただきます。
以前に『アンソーシャルデイスタンス』を読ませていただいたのですが、
どちらも、コロナ渦での苦悩が描かれています。
『アンソーシャルデイスタンス』は30才前後の女性がコロナ渦に増してゆく閉塞感と戦う姿が描かれていました。   アルコール、整形、セックス
に依存して溺れていく短編5話でした。   ちょっとデイープでしたが、きれいごとではない所が、私は、スキでした。
『ハジケテマザレ』は、コロナ渦で派遣切りにあった27才の女性が、イタリアンレストランのバイトで、今まで知り合ったことのない個性豊かな人達と出会って、あらためて自分を知るお話です。
要所要所の金原さんの比喩がシニカルで、笑いますよ。
たとえば、自己啓発本についてです。
「早起きすれば何でも解決」といいたいのを、手を変え品を変え別の言い方で100回くらい繰り返す自己啓発本と言っています。
その通りです。 私もたまに間が差して、自己啓発本を買ってしまうのですが、いつも思う事です。
『ハジケテマザレ』は登場人物は多いのですが、現実味をもって生き生きと描かれています。   へたな自己啓発本よりよほど元気をもらえます。
本当はもっとお話ししたいのですが、ネタバレしないように感想のみお話したつもりです。  是非読んでみてください。 おすすめです。

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