パチンコ業界で働く。#私の仕事
芸人→フリーランス→サラリーマンと流れてきました。
どうも、中村オニギリです。
タグで「私の仕事」の項目があったので、私が今している仕事のことを書きたいと思います。
私は、今現在パチンコメーカーで営業マンをしています。
「パチンコ業界」と聞くと世間的なイメージが悪く、知らない人からすると人生の堕落の一丁目一番地みたいな印象を持たれてるのかな?って勝手に思ったりしてます。
パチンコの存在の是非はいろいろあると思いますが、またの機会に。
さて、ということで僕は今、パチンコメーカーで営業マンをしています。
パチンコ業界は、大きく分けて3つの立ち位置があります。
【メーカー】パチンコ、スロットを作りホールに売る
【ホール】パチンコ、スロットを揃えて、お客さんに遊技してもらう
【警察】メーカーが適切な台を作っているか?ホールは健全な営業をしているかどうか?チェックする役割。
この三者がパチンコ業界の立ち位置になります。
パチンコ業界の鉄則としてあるのが「警察は絶対」
【メーカー】が台をリリースする際には【警察の許可】が必要ですし。
【ホール】はお店を開店・営業するにあたって、【警察の許可】が必要になります。
一にも二にも、パチンコ業界は【警察の許可】が絶対です。
許認可制のもとパチンコ業界は回っているのです。
その中で私は【メーカー】という位置にいて営業マンをしています。
【メーカー】は主にパチンコ台、スロット台を製造し【ホール】販売しています。
パチンコメーカーといっても、車や家電のメーカーとそんなに違いがあるわけではありません。
【開発】【総務】【人事】【経理】【広報】【営業】といったような部署も当然あります。
意外と普通の会社と変わらないんですよね。
さて、ここからはパチンコメーカーの営業マンの仕事です。
営業といっても種類がありますが、パチンコ業界の場合は「ルート営業」がメインなります。
【メーカー】の売り先は【ホール】のみになります。
一般の人が、「パチンコ台ほしー」って現金握りしめてきても、売ることはできません。
そのため、対象は全国のホールになるわけです。
全国に各メーカーの営業所があり、その地域のホールに営業をかけます。
「4月に新しい機械出るんで見に来てください」
という感じで、各ホールに営業の連絡をしていきます。
パチンコメーカーの営業所は、都心部だと一か所に集中していることが多く、ホールの人も機械を見る際は、そこを訪れ1日に複数メーカーの機械を見たりします。
そこに来てくれたホールの人に、台のプレゼンをして「ご検討お願いします」みたいな感じで、その後、1週間~10日くらいかけてクロージングをしていきます。
それ以外では、ホールの責任者の人によっては、「お店を空けられない、機械を見に行けない」状況の人もいるので、そういった場合は、機械を営業車に積んで現地に出向いて営業することもあります。
あとは、メーカーにもよりますが、販売業者に委託をする場合もあります。
大まかな流れは、上記のようになります。
現在、新台1台当たりの金額は、各メーカーで平均すると40万円くらいになります。
高いか安いかの基準は未だに私の中ではよくわかってないですが、パチンコ業界の単価は、いろんな業種の中では高い位置に入ると思います。
日本の大衆娯楽として、一時代を築き、一時は「30兆円産業」と言われ、「スロットを打てる人はかっこいい」というブームもあったパチンコ業界ですが、最近は、【規制】【依存問題】【趣味の多様化】などで遊技人口が年々減っています。
ホールの件数も、10年前の2010年は、全国に1万7000件ありましたが、2020年現在では、9000件と半数まで落ち込んでいます。
今後も、ホールの件数は減っています、俗にいう斜陽産業です。
そういった中で業界、各メーカーもホールもパチンコ以外の産業に手を伸ばしています。不動産、カジノ、飲食いろいろです。
無くなることはないですが、今後どういう方向に行くかわからないパチンコ業界で私は今現在働いています。
いろいろ言われがちなパチンコ業界ですが、フリーランスからサラリーマンに転職できた僕としては、今のところ良い仕事です。
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