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听写レビュー・HSK6 标准教程 练习册

※ HSK6級の現地テキスト「HSK6标准教程练习册」を听写した感想です。
あくまで【练习册】を【听写】した感想だからね。

結論:HSK準拠で問題数は多いが、優先順位は低い。問題をたくさん解きたいにしても、独習者は先に他の本を使え。これは学校で使う本です。

これな

HSK6标准教程练习册(北京语言大学出版社)上下2巻の听写が終わりました。
上巻はずっと前に听写してたんですけど、下巻が残ってて、気持ち悪かったんで手を出しました。

さて。
この练习册には「教科書(课本)」があります。

上段2冊が听写したやーつ

下段2つの紫のが普通の所謂「课本」。
長文があって、生词があって、文法解説。

上下各20課、計40課。

(课本自体はなかなか面白くて、よくできてる。老师についてHSKで点を取りたいならむしろ勧めたいし、総合的な中国語力の向上も狙うにもいい本だと思います。が、何度も言うけど今回は【练习册】の話)

「练习册」は课本に準拠した問題集です。
例えば课本の第1课のテーマが「环保」なら、练习册の第1课にはなんとなく「环保」に関連したような問題が集めてある。

これに加えて別冊で解答があるので、全部揃えると6冊です。(あと教師用の本があるらしい)

なかむらは北京に来て、すぐに語学学校に通い始めました。
老师から目標を聞かれたので、(特に…)と言うわけにもいかず、(とりあえずHSK6 級で…)と答えました。

んで、↑の紫の课本を軸に授業をすることになり、そん時に6冊まとめて買いました。
1年くらいかけて普通に课本を終え、それに合わせて、この练习册も、宿題として一周は解いてます。

本の構成
上下合わせて40課。1課あたり7題計36問。
5課ごとに作文問題があります。

听力
第1题 5問 一問一答
第2题 1問(3問) インタビュー
第3题 2問(3×1+4×1=7問) 長文

阅读
第1题 3問 病句
第2题 3問  搭配穴埋め
第3题 1問(5問) 並び替え
第4题 2問(4×2=8問) 長文

各題がHSKの実際の問題に対応していて、1課やると、6級の問題を軽く一通り流せます。
内容的も公式だけあって6級に完全準拠。
(本試よりやや難しめに感じないでもない)

んで、この听力パートを听写してくと。
音声の発音は綺麗(だってHSKだもん)だし、听写するなら、スクリプトの長さも普通の人には※ちょうどいい。
※なかむらには物足りないの意

内容はまぁ、良くも悪くも普通。ワンパターンなのよねぇ。
「えっなになにそれからどしたん」みたいなワクワクに欠ける。(つまんない)
基本どれも同じなんよ。それを40課(なかむらだと80日)もやるのは苦行。

致命的な弱点
この练习册に付属する別冊解答には解説が一切ありません。
(听力パートのスクリプトは載ってるので听写には影響ないんですけど、みんな大好き阅读の病句問題とか、解説がないと無理ゲーですよ。)

独習者は他にやるべきテキストがある
実は日本には同じような構成のテキストがあります。

アスク出版のやーつ

これ先にやってください。24課しかないけど解説あるし。

阅读と作文やりたい人は

アスク出版のやーつ

これやってください。解説あるし。

今回なかむらがやった「练习册」については、
●授業で使うとか、老师に教えてもらえる
●独習者で、アスク出版のやーつをやり切って、もっと同じようなのを听写したい物好き
↑に当てはまる人だけ買ってください。

上記に当てはまらず、ふつうに、広く听写がしたいだけの人は他の本を選びましょう。

繰り返します。【课本】ならまだしも、この【练习册】は特に「独習で使うもんじゃない」「听写するもんじゃない」です。

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