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【綿町ダイアリー】#570 中国人と浅煎り珈琲

400文字の連載日記『綿町ダイアリー』✏︎ 姫路市綿町で、ブライダルプロデュース「スウィートブライド」と、カフェ「綿町珈琲」と、お見合いサロン「大人のための縁結び」を運営する中道亮のエッセイ的ダイアリーです。

40代くらいの男性がご来店。
しかし僕が色々話しかけるも反応が悪い。

「アイム、チャイニーズ」

なるほど。

彼が指差したメニューは浅煎り珈琲。

ほんとに浅煎りでいいのかな?
不安になった僕は彼に聞き直す。

「ダークロースト、ノー?
ライトロースト、デイイノ?」

英語と日本語ごちゃ混ぜだ(笑)

すると彼はスマホの翻訳アプリに話しかける。
「家では浅煎りコーヒーを飲んでます」

なるほど。

OK!
僕は明るく大きな声で肯定の返事をする。

僕が豆を挽き始めると
彼がスマホの画面を僕に見せる。

『16グラムですか?』

スケールの表示をジーッと見てたのは、
そこを見てたのか・・・

その後も彼は
僕の蒸らしやドリップを真剣に見ている。

僕が1投ドリップするごとに立ち上がって、
コーヒースケールに表示された値を見にくる。

4投後に最終的な湯量を確認した彼は、
テイクアウトなのにすぐその場で飲み始めた。

そして満面の笑顔で
「OK!GOOD!」と言ってくれた。

やれやれ。

ちょっと緊張感ある接客でした。

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