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【綿町ダイアリー】#522 しっかりママとコンクリート

連載日記『綿町ダイアリー』✏︎姫路市綿町でブライダルプロデュース「スウィートブライド」と「綿町珈琲」と婚活サロン「姫路の縁むすび」を運営しています。ウェディングプランナー&カフェマスター&婚活プランナーの三刀流の日々を綴ったエッセイです。

我が家には
玄関前に車を2台停めるスペースがあり、
その奥に細長い2坪ほどの土の庭があります。

ある日のこと。

夕方、帰宅して車を停め玄関に入ろうとした時、
何か妙な違和感を感じて僕は周辺を見直しました。

すると、駐車スペースと庭の間に
木の柵ができているのに気づきました。

観音開きの可愛い木の柵でした。

ホームセンターで買ったのかなと思いながら
玄関に入ろうとして再び二度見してしまいました。

柵の下がコンクリートになってるんです。

( え!まさか自分でコンクリートにしたの? )

家に入ると普通に「おかえり〜」とママの声。
「先にお風呂入る?ご飯にする?」

「ご飯にするわ」
僕はそれ以上何も言わず部屋着に着替えました。

晩ご飯食べながらそれなりに会話するんだけど
コンクリートの話は一向にでてきません。

しばらくしてママとお風呂に入りました。

お互いに身体を洗い一緒に湯船につかってる時、
僕はしびれを切らして聞いてみました。

「庭、コンクリートになってたけど・・」

「あ、そうそう!今日したねん」

「今日したねんてお前、簡単に言うけど・・」

「私の性格やからかなりザツい仕上がりやで」

会話はそれで終わりました。

普通の奥さんなら
今日私1人でコンクリートしたんやけど!!
と、猛烈にアピールすると思うんだけど。

まぁそこがとってもママらしい。

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