【綿町ダイアリー】#98 炎炎桜島
自分の内側の暗いところ。
そこを刺激してくれるモノと出会うと、僕は無条件で降伏してしまう。
そして穏やかな気持ちになる。
小説では、中村文則さん。
そして絵画では、横山操さん。
「炎炎桜島」は、1956年桜島の噴火を目の当たりにした横山操さんが、その光景を絵にしたもの。2m40cm×4m50cmの大作だ。
僕はこの絵を観た瞬間、凄まじい火山のエネルギーに圧倒され、言葉を失った。
そして、一瞬で心を奪われた。
僕の暗い部分を刺激してくれるのはもちろん、この絵の凄いところは、そこから更に僕を引き剥がしてくれるところだ。
・・・情熱、魂
この絵にはそんなチカラがある。
横山さんの地元である新潟県立近代美術館に行けば、この絵と会える。
人生もうダメだと弱気になった時、
僕はそこに行こうと思う。
そして、
人生を崖っぷちで踏みとどまるために
横山さんからいっぱいの情熱をもらうんだ。
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