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ファイナンス:継続法によるターミナルバリュー(TV)の計算式

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継続法によるターミナルバリュー(TV)の計算式
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予測可能期間:5年間、g:成長率、r:WACCとした場合、
各テキストによると継続法によるTVとして下記のような式が示されている。

①TV=FCF×(1+g)/r-g
②TV=FCF/r-g

①と②では分子のFCFにgを考慮するかどうかが違う点だが、いまいち違いが理解できていない方も多いのではないだろうか。

よくよくテキスト等を眺めてみると、①のFCFは予測可能期間最終年度のFCF(この場合5年目のFCF)であるのに対し、②は予測可能期間最終年度の翌年のFCF(この場合6年目のFCF)なのである。

つまり、②のFCFは成長率gが考慮済みの為、分子はFCFのみとなる。

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