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70年代ベストアルバムランキング40を順位づけしてみた40位から31位

70年代前回のベストアルバムランキングを順不同で羅列しましたが、今回はそれを無理やり順位づけしてみました。 

前回の記事はこちら

やはり1ミュージャンにつき1枚という縛りは難しい。

40位Neu!/neu2

クラウト・ロックを代表する1枚。制作中に予算が尽きて、既存の曲の回転数を変えたりチョロっと編集したりしてB面を埋めたという代物。それが「リミックス」のはしりと言われている。ドイツ人は真面目なのか適当なのかわからん。

39位 starcrost/S.T

テキサスの超マイナーレーベル、Fableからのリリース。steamheatと47 times its own weightと並ぶレア物。所謂フュージョン的なサウンドで、白黒混合のスムーズなサウンドが魅力。ドス黒ファンク好きには軟弱ではある。でもかっこ良い。

38位 Sex pistols/ nevermind the bollocks

言わずと知れたアレ。本ランキングでは圧倒的違和感だが、これが自分にとっての洋楽、そしてロックとの出会いだったので仕方ない。
本作品は高音質盤等出ていたりするが、狭っ苦しい部屋に籠もって一人で安っすいラジカセとかのショボい音で聴いてこそ、良さがわかると思う。ロック、パンクとは、精神である。

37位 Cold blood/First taste of sin 

Tower of powerと並ぶベイエリアの白黒混合グループ。さすがベイエリア、日系人もいる。そもそもロック・バンドだったけどだんだんファンクに寄っていき、本作はダニー・ハサウェイがプロデュース。白人ヴォーカルは実にジャニス・ジョプリン的。
作者のダニーより先に名インスト「valdes in the country」を収録。ダニーのスムーズな演奏に比べてぎこちなさがあるがそれが味になっている。ロック好きにも聴きやすいファンク。ブラック・ミュージック好きにはやや薄味か。

36位 Led zeppelin/presence

Zeppの中で一番ファンキーなアルバムだと思う。特にボンゾのドラムはやかましいけどファンキー、いや正確に言えばファンク・ロック。あくまでロック。演奏はファンキーかもしれないけど、ファンクではない。そこ重要。

35位 leroy hutson hutson 

マーヴィン・ゲイとスティーヴィー・ワンダーを外して入れた1枚。そしてその枠にビル・ウィザースを入れないのがこのランキング。
カーティス・メイフィールドの後釜としてインプレッションズに加入、その後ソロへ。名盤なのに評価されたのがレア・グルーヴやフリー・ソウル時代になってから。いつの時代も評論家なんて当てにならん。

34位 Terry callier/ occasional rain

リロイ・ハトソンと同じく、マーヴィン・ゲイとスティーヴィー・ワンダーを外して入れた1枚。その二人に比べれば地味。かなり地味。でもじっくり心に染み入って来る。本作がニュー・ソウルやシンガー・ソングライターの話題にほとんど出てこないのは全く疑問。


33位 New birth/behold the mighty army

ランキングに入れ忘れたNite-litersを前身とするバンド。1977年とは思えない熱いファンクナンバーが多く、ディスコ色が薄いのが良い。「deeper」のぶっといグルーヴが堪らん。なんでもこの曲はガラージ・クラシックとして、クラブ系の人たちには知られているらしい。

32位 Newban/S.T

 

後にAtrantic starrになるとは思えない激ファンクバンド。捨て曲なしの荒々しいファンク、ソウルが詰まっている。アルバムど頭のドラム・ブレイクを聴いて何も感じないのであれば、それは貴方がファンクやレア・グルーヴが好きではない人種だということ。胡散臭い事で知られるギネス・レーベルより。

31位 Derek & the dominos/ layla and other assorted love songs

学生時代このアルバムのクラプトンのギターをコピーして「俺は神だ!」と思っていた。
全般的にシンプルなフレーズか多くて弾きやすい。「key to  the highway」なんて9分あるからすごい自分に酔って演奏できる。 

次回へ続く

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