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自己紹介と今の事情

蒸し暑いですね。
あれ、家だけだろうか。マンションの構造のせいなのかなんなのか。
外がひんやりするとき家の中は暑く(暖かいっていうことでもある)
外が少々暑くても意外とひんやり、という部屋です。

さて、何日目かでようやく自己紹介のようなものを少し。

まあまあな年になってきたので生まれて此の方を1記事ではさすがに書ききれない。ので、ひとまず現状から書いておこうと思います。

ほぼ自分読みの文章で自己紹介て、これちょっと自問自答感すごいけれども、まあいいでしょう。


仕事を先月半ばで辞めました。

4年弱の勤務なので世の中的にはあまり長くも務めていなかったことになっちゃうかもしれないけど、私がこれまでの職歴でいた年数は大体そのくらい。そういう潮時、というか時が来てしまうのかもしれない。

アロマテラピーのスクールに勤務していました。

講師、というと先生なのでいいわねー、的なことをいわれることも時々あったけども、実際のところエステやリラクゼーションサロンのスタッフのスタンスと同じ仕事なのでサービス業です。

生徒さんたちはみんなホントにいい方ばかり。知らないことを知りたい、と思ってきてくれるので、熱心に話を聞いてくださり、その得たもので自分でいろいろと活動を広げていくバイタリティのある人が沢山いました。

そんな勇気のない私は、雇われ講師をしていたわけです。

あ。ネガティブではなくて、広げられる人に伝えていくことというのが私の役割としてとても理にかなっていた、ってことです。

ただ、この4年弱、ずっと頭のどこかにずっとあった言葉は「好きの搾取という言葉。アロマテラピーにも、仕事の内容にも、同僚との関係にも何の不満もなかった。

会社そのものにもものすごく不満があったわけではなく、今となってはなぜ、辞めるに至ったのか。

今のご時世で言うならば「コロナ辞職」です。
確かに感染に対する恐怖心はあった。

毎日電車に乗るよ?
人と接するし、触れるよ?
営業時間短縮っていってもそれはほぼ定時ですよね?

…と、日々思いつつ、とはいえ働かせてもらえるわけだしと思っていたので、首をかしげながらも粛々と仕事をしていました。

それをある日、口に出したことが、予想しない結果を生みました。

「無理して働こうとしなくていいですよ。」っていうセリフが、上司の口から出た時に、「ああもう、来なくていいですよ→辞めるって言え」なんだな。と変換して、ことばの使い手の恐ろしさを感じました。

いまだに私「辞めさせてください」って言ってないんだよな。と思うけど、でももう、時は来た、だから来るべくしてきたタイミングだった。

これ、絶対とは言えないけれども、リラクゼーションとか癒しといわれる仕事のなかで、国家資格を持たない職種の人たちは全般的にかなりキツイことになっていると思う。

平たく言えば、労力の割に見合わない報酬。これが「好きの搾取」の実体。もちろん歩合制で実力人気兼ね備えていて、努力も重ねられて、環境にも恵まれた人もいます。

でも多くは「ありがとうという言葉が私の生きがい」という恐ろしいテーマで日々働いていたりする、と思う。これ、医療や介護の現場にも言える気がする。

すべてがお金ではないのは本当。クライアントが喜んでくれるのが幸せ、も本当。仕事のやりがいを感じられる、も本当。だからこそ長時間の仕事にも耐えられるし、仕事のための研鑽もする。

報酬はお金だけではない。という部分も、確かにある。

でも、生きていかなければいけない。

前職場を悪く言いたくないので、表現考えてしまうけど、「報酬はありがとうとやりがい」はたくさん与えられていました。頑張ったぶん、答えてもらえることもたくさん。先進的な資料も与えられてきたし。であればこそ、頑張れた。

でも。

身体を壊しそうなとき、誰かスタッフが病欠したときに聞く「自己管理」っていうことばにいつも違和感がありました。

アロマテラピーって簡単に言うと病気にならないための知恵、です。それを教える側が体を壊すのは、説得力に欠ける。

正論です。

ただ、生きていれば体は時々壊れます。自己管理をしていても、です。

そのあたりのずーっともっていた違和感が、このコロナ禍で表に出てしまった。そこで納得してこれからも働いていくためには、その違和感は大きすぎました。

誤魔化すことができなかったか?と言われると、いらんプライドなど捨てて、「こんなご時世私の年で職を失うわけにはいかないんですぅ」ということもできなくはなかった。

いや、できなかった。

甘いと言われようが、理想論だと言われようが、働いている人間の健康を気遣えない(実質なかなか具体策が取れなくても、かける言葉とか、気遣いの意味で)場所では、きっと今をやりすごしても早晩、お別れする日が来たんでしょう。

だから、時は戻さなくていい。(流行りのやつの逆)

こんな文章を長々書いている時点で、未練はあるんです。会社にというよりはアロマテラピーにかかわる仕事に。全くゼロにするのは悲しいから、ぼちぼちとそのあたりのことも関わっていこうと思います。

そんなこんなで、今に至る。

蒸し暑い。

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