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「感謝しかない」という言葉を聞いて

フットボールのおはなし

鄭大世というサッカー選手が契約満了となり、以下のコメントを発表した。

「ニュースで満了の選手の”感謝しかないです”というコメントを読み、心の中では不満で怒り狂ってるんだろうと思ってましたが、僕の心からも素直にその言葉が浮かび上がってきます。みんなこういう気持ちだったんですね。感謝しかないです。ありがとうございました。」

これからも選手生活は続いていくだろうが、W杯にも出場した選手がチームから契約を切られるというのはショックが大きいものだと思う。だけど、彼は不満を述べずに「感謝しかない」と言い切った。
自分のエゴのためではなく、チームのため、サポーターのためにという気持ちを強く持てていたからこそ感謝しかないのだろう。

スポーツの世界で契約満了のニュースが溢れる中、なぜ、鄭大世の話を持ち出したのか?

実は、共通点が一つあり、生年月日が同じなのだ。
ただそれだけであり、一度も会ったこともないし、話したこともない。
だけど、同じ年の同じ日に生まれた。
人間とはおかしなものでそれだけで少し運命を感じるのである。だから、彼に親近感をいだき、この発表から色々なことを考えてしまうのである。

自分が組織から必要ないと言われた時に同じ気持ちになれるのだろうか?

不満で怒り狂うのではなく、感謝できるか?
それだけ、組織のため、周りのために行動できているのか?

できれば、同じ境遇になった時に「感謝できる」人間でありたいと思うし、それだけ思い入れをもって組織に貢献し続けたいと思う。

今、それだけやれているかと言われれば、「やれている」とすぐに答えられる自信はない。だから、自分が納得できるよう「やりきらなければならない」と強く思う。

生年月日が同じというだけなのだが、彼の言葉からそんなことを考えさせられるのである。

「感謝しかない」

いつかこんな言葉を何のためらいもなく、言ってみたい。

引用したのは一部なので、時間があればぜひ全文読んで欲しい。全体的にユーモアが溢れている。

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