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日々考えていることを言語化できればと思ってnoteを始めました。1回/週くらいを目標に…

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日々考えていることを言語化できればと思ってnoteを始めました。1回/週くらいを目標に記事が書ければと思っています。

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  • ピッチの外の組織論

    企業で10年ちょっと辺境の人事をしています。そんな中、組織で悩みを抱えている人を数多く目にしてきました。そして私自身も組織でモヤモヤを抱えています。組織と向き合う時に、フットボーラーの組織への向き合い方が非常に参考になります。そのため、ここではフットボールをメタファーに組織への向き合い方を言語化していきます。 また、「ピッチの外の組織論」を言語化するためには対話が必要であり仲間を募集しています。記事の内容に興味や関心を持ってくださった方がいれば、以下のURLのフォームかTwitterのDMをいただけると凄く嬉しいです。宜しくお願い致します。https://forms.gle/mVbUgTBb9dBrTFE56

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#01「ピッチの外の組織論」-組織に向き合った岩尾憲が起こした変化-

「ピッチの外の組織論」とは?唐突なタイトルなので、最初に少し自己紹介をしたい。 私は10年ちょっと辺境の人事をしている。 会社生活を振り返ると、組織で悩む多くの人を見てきたし、自分自身もたくさん悩んできた。その悩みが解消できた事は無いのだが、組織に向き合う時にヒントにしているのが、フットボーラーの「組織への向き合い方」である。 具体的には、年齢の比較的近い、長谷部さん、長友さん、内田さん等の本やコメントに多くの活力をもらって今に至る。年の離れた経営者の自伝よりよっぽど彼らの

    • なぜ心理的安全性が必要か?-恐怖から解放すること-

      とある高校のサッカー部での出来事最近、とある高校のサッカー部でコーチによる暴力行為が部員のSNSに投稿され、大きな話題になった。 簡単に言うと、コーチが部員に対して、暴力行為を他の部員に撮影されるくらい公然と行っていたという内容である。 違和感しかない出来事であるが、なぜこのような事が起こったのか? 恐らく、コーチは、部員と信頼関係が築けず、恐怖で相手をコントロールしようとしていたのである。 会社組織での出来事会社組織においても、恐怖で相手をコントロールしようとする例

      • #02ピッチの外の組織論-競争闘争理論-

        今回は河内一馬さんの著書の「競争闘争理論」から、組織への向き合い方を考えてみたい。 著者の立てた問いは「サッカーは『競う』べきか『闘う』べきか?」であり、この問いを通して「サッカーとは何か?」を考えさせれらる一冊である。 分類(言葉)で表すことの重要性スポーツにおける分類 スポーツは「競争」と「闘争」に分類でき、著者はサッカーを「闘争」と分類する。 「競争」と「闘争」の分類に大きく影響するのが、「妨害」である。 例えば、サッカーと同じ団体競技である陸上のリレーを想像し

        • 組織と自分に向き合うこと(ネコのすゝめ)。

          組織に向き合うこと組織に所属しているとどうしても悩みが出てくる。 人間関係だったり、方向性だったり、同調圧力がめんどくさかったり、人それぞれ色々とあるだろう。 ただ、組織に所属している以上、その悩みに対して、向き合う必要がある。その組織から離れることを除けば、取り得る選択肢は次の2つになる。 組織の存在目的と個人の価値観は当然異なる。 異なることを前提としつつも、組織の存在目的と自分の価値観の重なり大きければ大きい方が、自分らしくいられるだろうし、組織への悩みも減ってく

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        #01「ピッチの外の組織論」-組織に向き合った岩尾憲が起こした変化-

        • なぜ心理的安全性が必要か?-恐怖から解放すること-

        • #02ピッチの外の組織論-競争闘争理論-

        • 組織と自分に向き合うこと(ネコのすゝめ)。

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        • ピッチの外の組織論
          3本

        記事

          「暇と退屈の倫理学」を読んで考えたこと。

          年末、一気に読み、いまだに余韻に浸っているところなのだが、少し本の感想を書き留めておきたい。 この本はタイトルのとおり「暇」と「退屈」について書かれている。本を読んで自分なりに「暇」と「退屈」を整理すると次のようになる。 「暇」とは客観的であり、時間という概念の中で生み出される。 マルクスの時代まで遡る必要があるが、資本と労働の関係の中で労働を苦役と捉えれば、労働から解放された時間が「暇」となる。 経済が発展すればする程、「暇」が増えるわけだが、皮肉なことに「暇」が増えれ

          「暇と退屈の倫理学」を読んで考えたこと。

          フットボールには勝敗がつきものである。

          レギュレーションによっては引き分けがありえても、基本的に勝敗がつくのがフットボールである。 この1週間、勝者と敗者から生まれた2つの言葉に心が揺らされたので、少し紹介したい。 1つ目は大分トリニータの片野坂監督の言葉である。 J2に降格が決まりながら挑んだ天皇杯決勝。 結果として浦和レッズに敗れ去った。 だけど、敗れた直後のチームに向けた片野坂監督の言葉が心に響く。 天皇杯はJリーグのチームにとって、同じメンバー・スタッフで戦う最後の試合である。この大会が終われば、チー

          フットボールには勝敗がつきものである。

          なぜ企業は早期退職を募集するのか。

          先日、フジテレビが早期退職を発表したのだが、次の社長のコメントが気になった。 「目的としましては、うちの社員の人員構成として比較的高齢者が多くて、若年層が少ない。逆ピラミッド型になっている。・・・50歳以上を支援するのに加え、少ない若年層は中途入社を募集している」 この「逆ピラミッド型」という言葉に違和感を感じたのだが、別に年齢が逆ピラミッドになっていようが、組織がピラミッドになっていればなんら問題ない。要するに、年齢が高い人でも、組織上は下層に位置付けられる仕事をし、そ

          なぜ企業は早期退職を募集するのか。

          時間の使い方について考えてみる。

          ちょっと前に、徳島ヴォルティスのツイッターにジュニアユースの選手たち向けの講義のダイジェスト版があがっていた。 「人に平等に与えられたものは何だと思いますか?」 「プロになる人とそうじゃない人は、時間の使い方が違うということをまずは理解してください。」 2分くらいの動画なので、時間があれば見て欲しいのだが、プロになる人は圧倒的に時間をサッカーに使っているし、その重要性が説明されている。 時間自体は皆平等に1日24時間なわけなので、サッカーに時間を費やす為に、やりくりをし

          時間の使い方について考えてみる。

          部下は上司が育てるものなのか?

          最近、読んだ本の中に中々考えさせる内容があったので、少し長いが引用したい。 若いうちは厳しく叩いてこそ大きく成長するのだと、自分もそのように会社に育ててもらった上司たちは考えているので、自分も同じように鬼軍曹として鍛えてあげようと思ってやり過ぎると、相手がポキっと折れてしまうケースが多いわけです。 問題は、なぜ上司や先輩が若手を鍛えるものだとみんな思っているという点です。それは、相手がなんもできない何も分からない素人だから、少々手荒にでも鍛えてあげないと使い物にならないから

          部下は上司が育てるものなのか?

          「任せて任さず」の奥深さを味わう。

          「任せて任さず」 日本電産の永守さんの言葉の一つなのだが、この言葉は奥が深い。 任せないと部下は育たない。しかし任せきってしまうと見えないところで大きな問題を起こす。任せたうえで、十分にケアしなければならない。そのためには、育てる人に対して関心を持たなければならない。 基本的に私自身は「信頼して任せる」が最も部下が成長するし、結果が出せると考えている。細かく進捗をフォローするよりも部下の自主性に任せた方が、内発的に動機づけられるし前向きに仕事に取り組んでもらえる。最初に

          「任せて任さず」の奥深さを味わう。

          僕は自分が見たことしか信じない。

          これから先、プライベートの事で何かを報告する事があるのか分かりませんが、私に関する事は私から発信されるもの以外そこに事実はありません。 一昨日、戸田恵梨香がインスタに挙げた文書の一部であるが、この内容には心から同意する。 ネット情報を中心に、芸能人やアスリートに対して様々な2次情報が溢れている。ヤフーニュースを見て、コメント欄を見てそれを信じる。 そんな世界が広がっているのが、現代社会なのだと思う。 普通に暮らしていても、周りの様々な意見や噂を耳にすることがある。 「あ

          僕は自分が見たことしか信じない。

          資格試験(スキル)も大切だと思った話。

          とある資格試験に申し込み、受験資格を得るための研修に通い始めた。 研修で周りが勉強している様子に触れると勉強する意欲が自然と湧いてきた。確実に携帯を意味もなく触る時間は減ったし、時間管理の意識も高まった。最近ダラダラしがちだったため、これは私にとってかなり良い変化である。 「『スキル』はコモディティ化するから『センス』を磨け」 よくビジネス本で出てくる言葉なのだが、資格試験は「スキル」側に分類される。その意味からすると、資格試験はあまり意味のないものなのかもしれない。だけ

          資格試験(スキル)も大切だと思った話。

          エニアグラムをやってみた。

          エニアグラムとは 「人間は、9つの本質(タイプ)の中の一つを与えられて、この世に生を受ける。自分のタイプを知り、そのタイプの持つ囚われから解放されれば、自らの能力と個性を最大限に活かすことができる。」 かなり歴史もあるらしく、2千年前にアフガニスタン地方で体系が築かれたらしい。 エニアグラムには、9つのタイプがあるのだが、実際やってみて、自分の中で当てはまるだろうと思えるタイプは「堅実家(タイプ6)」だった。 堅実家:安全を求め慎重に行動する人 なんか堅苦しいサラリー

          エニアグラムをやってみた。

          共通言語を持つことの大切さ。

          後輩:「あの人達の組織はアンバーですよね。」 自分:「めっちゃ天下ってそうだよね。」 後輩:「そうなんでしょうね。」 先日、来客の後片付けを後輩としながら、こんなやり取りをした。 アンバー:順応型(役割が明確な階層構造) 「アンバー」というのはティール組織における1つの発達段階なのだが、「アンバー」という言葉で、私と後輩の頭に共通の色と伴に官僚的な組織構造が共有されたのである。 それ以上でもそれ以下でもない話なのだが、共通言語をどれだけ持てるか?チームで同じ絵を描ける

          共通言語を持つことの大切さ。

          「プランB」を持つことの重要性

          人は誰だって苦しいときに、何かにすがりたくなる。 そういうときのために、プランBを用意しておく。 内田篤人の書いた「ウチダメンタル」の中にこのような言葉が出てくる。 高校を卒業して鹿島アントラーズに入団したのは、日本の中でトップチームの鹿島で駄目でも拾ってくれるチームがあるのではないかと思えたから。 ケガをしてもドイツでプレーし続けられたのは、ドイツで駄目でも鹿島に戻れるという保険があったから。このように内田は述べる。 要するに、「背水の陣」で挑むのではなく、自分の中の「

          「プランB」を持つことの重要性

          「メンタル」はどこにあるのか?

          ヒデさんにメンタルってどこにあると思いますか、って聞いたらすぐに「頭」を指した。 いきなり本の一部を引用したのだが、ヒデさんというのが中田英寿で、書いているの内田篤人である。 「メンタル」がどこにあるかと聞いて、多くの人は「胸(心)」をさすのではないかと思う。私は、当たり前のように「胸(心)」をさす。ところが、ヒデは「頭」だと考え、次の発言をしている。 「メンタルはここ(頭を指さす)だよね。頭が強くないと・・・トレーニングをやっていて、極端な話、身体がポキッと折れること

          「メンタル」はどこにあるのか?