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ちょっと真面目に味作り

どうも最近の投稿は「焙煎を生業とする者」から離れた内容になっていますが、自分で焙煎したコーヒーを個人向けや店舗様向けに販売しております。そして、焙煎を職業としている人や焙煎を追究されている方向けに講師として技術的なアドバイスをしています。

焙煎の技術的な講座では受講される方が焙煎したコーヒー豆とともに様々な質問が寄せられます。受講される方の多くは「焙煎機」と呼ばれるコーヒーの生豆(なままめ)を焙煎するための専用機械を使用しています。

その機械を使用して焙煎するのですが、コーヒー生豆は加熱すれば色は褐色になり見た目は同じようになりますが、味わいは見た目とは異なりかなり違いがあります。表面は色づいていても飲んでみたら尖った酸味があったり、苦味が前面に来たり...。適切な焙煎をした場合、多くは酸はそれほど尖ることはなく、口当たりのよいものになり、甘さが口のなかに感じられ、液体を飲み込んだあとも心地よい余韻が続きます。だからこそ焙煎人は目指す味に近づけるため講習を受けてくれています。

受講される方の質問には、その中に言葉としての表現は異なるものの内容としては共通した質問があります。

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