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NAKAJIの思考 ♯1

NAKAJIの焙煎中の思考を綴る第一回
やっと投稿いたします。どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

1焙煎の工程をおおきく3つに分けて考えている

 (1)焙煎機に投入する前の段階
   焙煎機に投入する前、つまり「生豆の状態」のことを指します。生豆の状態を焙煎工程と捉えるのかというと、そのとおりです。

 焙煎とはコーヒー生豆を加熱し水分を抜き、メイラード反応の速度を早めていくことにより短時間で味を作り上げるプロセスなので生豆の状態はどのような味を作るかを考えた場合とても大切な要素になってきます。含水率の高いみずみずしい状態か、時間が経過し含水率が低くなった状態か、他にも 保管状況により様々なことが起こりえます。それらが焙煎機に投入した際の加熱工程にどのような影響を及ぼすのかを考慮すること。これが 焙煎機に投入する前の段階にする大切なこととなります。

   (2)焙煎機に投入している最中の段階
 この段階は言わずもがな「焙煎」です。ここは記載し始めると一番分厚くなるところになるため今回は割愛していきます。

   (3)焙煎機から排出したあとの段階
 いわゆる エイジングです。焙煎したコーヒー豆をどのように消費していくか それにより加熱工程の進め方が変わってきます。イベント出店や競技会のように ピンポイントで 味のピークを持っていく場合、コーヒー豆を購入していただ 長い時間 少しずつ楽しんでいただく場合。それぞれによって加熱工程のプロファイルは変わってきます。焙煎したコーヒー豆 も常温下において刻々と味が変化していきます。どのように 焙煎したコーヒー豆を消費するか これも大切な 焙煎 工程と捉えていきます。

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