【安全基地学級】国際交流のために、子ども達に伝えるべき、もう一つの大切なこと

社会変化の中で、子ども達にとって外国の方々とのコミュニケーションは避けられないですよね。
公教育も変わってきていて、外国語や交流といった様々な活動があるのですけど、本質的な部分が変わっていないように感じて、危惧しています。

特に、道徳の教材分で、昭和や平成初期には有用だった自己犠牲や我慢等の、過去の同じ文化の中でしか通用しない事がいまだに散見されていることに、強く不安を感じています。

国際交流だけでなく、異文化コミュニケーションで必要なのは、自己主張です。

相互理解ももちろん大切なのですが、そもそも自分の中に主張がなければ相互理解できるはずもありません。ただ相手の主張を受け入れるのは、相互理解とは呼びません。

短期的に交流するのなら、相手に寄り添うだけでも良いでしょう。
ですが、長期的に異文化と関わる事を子ども達に伝えたいのであれば、自分の主張をしっかりと言語化する事を伝える必要があります。

相手の主張に反しても、自分の主張を相手に伝え、お互いに対話の中で⁠第三案を模索する。
これこそが、子ども達に伝えるべきことではないでしょうか。

あなたは、相手の主張を受け入れるだけでなく、相手との衝突を恐れずに自己主張できていますか?
もし、今あなたが、家庭でも職場でも、言いたい事を言えないのであれば、子どもの頃に教わって来なかった結果とも言えます。

これは国際交流だけでなく、社会に出ても、学生の間でも大切な事です。
自己犠牲や我慢を教えるだけでは、その子の人生が、誰かに搾取されるだけになってしまいますからね。

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