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【道徳】道徳授業に必要なのは、臨機応変な対応力

昨日、小学校で「インターネット・リテラシー」の外部講師をしました。

授業中の子ども達の反応が良かっただけでなく、ワークシートに書いてくれたものや、アンケート結果も「非常に良い」の割合が一番多かったですし、先生方からも高評価をいただき、嬉しかったです。

今までも外部講師として授業してきましたが、新聞を用いたスピーチやプログラミング、作文等の技術を伝えるものが多かく、今回は子ども達のトラブルを減らすために知識だけでなく、考えて言葉にするワークを取り入れました。

学校とも相談しながら、前半をインターネットの危険について話して、後半は中島が書いた教材文を用いて、道徳的に子ども達に考えてもらう内容にしました。

「失敗した時に言われたく無い言葉 高学年向け」Rev.2 

授業の流れは「道徳マップ」を用いて、スライドとワークシートを作成しました。
6年生、5年生、4年生と、3学年の授業の依頼を受けていましたが、同じ内容で授業を行いました。

流れは同じでも、発問は同じでも、それ以外のつい発問や声かけについては、その場の子ども達の反応に合わせて行いました。

「確かに、道徳授業の難易度は高い。」

実際にやってみて感じました。
ねらいや発問はもちろん大切ですが、あくまで準備に過ぎません。そこだけ作り込んでも、実際の授業が良くなるかどうか?は、授業中に子ども達の反応を見ながら臨機応変に対応していく必要があります。

授業準備と授業実践、どちらか、ではなく、どちらも、大切です。

授業準備について学ぶ場は、たくさんあります。
独学でも高めることはできるでしょう。

ですが、授業実践だけは、一人では限界があります。
はっきり言ってしまえば、「人から教わり実践と修正を繰り返さなければ、ムリ」と考えます。

授業実践は技術であり、本を読んだり知識を得るだけでは、技術は高まりません。

仮説→実践→検証

を繰り返して、失敗しながら成長させていく必要があります。
そのためには、チューターやメンターと呼ばれるような指導者の存在が必要です。理想はOJTですが、今の30代以上でOJTを受けた先生が少ないですし、何より今の業務量を考えても難しい。

今毎週行っている「道徳マップ実践会」が、それを担っているんだなと実感しましたが、やはり人数的にも限界があるので、何らかの新しい方法を考える必要がありますよね。

道徳授業に必要なのは、臨機応変な対応力をどう身に付けるか?

中島が授業を行えるのも、今までにプロの講座や研修講師として、カウンセラーやコーチとして活動してきた技術があるからです。
その技術は、経験により磨いてきたものですが、その経験するには学校の先生方には時間がありません。

即効性がある対応と、先生方の成長につながる遅効性のある対応と、二つの方法を構築していきたいと思いました。

それにしても、やっぱり子ども達の前で授業するのは良いですね!
とても楽しったので、また授業させていただきたいものです。

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