The Great Escape〜はやく逃げろ〜

ナカジマミ

2019年12月14日 14:53

朝見ている人はおはようございます。
お昼に見ている人はこんにちは。
夜見ている人はおやすみなさい。

こんにちは、ナカジマミ（@nakajimami34）です。

レタスの方は安定して週５で忙しく、かつ安定してゲストハウスで奴隷しています。

オーストラリアにお住まいの方なら耳にしたことがあると思いますが
クイーンズランドのほうは乾燥が酷く、その影響で作物が大量死しているらしく
我がレタスファームもそっちの人々に向けてレタスを出荷する必要があるらしいのです。

その影響で来月も安定して大変忙しいようです。

それとは別になんだか物騒なタイトルですがこの件については後述します。

そんなこんなで今週を振り返っておきます。

正気かよチャイニーズ＠レタスファーム

今週も元気にバリバリフルタイムでみっちり働かせてもらいました。
多少の寒さはありましたが天気も良くて働きやすかったです。

時間盛りの件ですが月曜に正式に注意を受けました。
ボスのボスはハッピーじゃないよとやさボスから選ばれた優しい言葉たちで注意を受けました。すみません

もうやさボスのボスも時間守りの件を把握しているので
どのお偉いさんが様子を見に来ていても
「こいつらが時間を盛っていたこっすいチームか…」
なんて目で見られているような気がしてしまいます。

さすがに次注意を受けたらいよいよクビになるかもしれない…

そんなことを考えていたら金曜日の勤務表をチャイニーズのミンミンが５分盛っていたので

「もう嘘は書きたくないんだ。やさボスは私たちのことを信じているはずだから」

とまっすぐに伝えました。
するとお姉さんチャイナが同意してくれてミンミンに説明してくれました。
もうたかだか５分のために危険な橋を渡るのはやめようぜ。

チャイナ勢のがっつき具合には度々驚かされます。
週の前半に、やさボスが
「今後忙しくなったときは２チーム編成にして僕らのチームで８時間、あとのチームで４時間働く体制にする予定」
だと伝えてきました。

そのあとなんだか母国語で盛り上がっている中国勢

しばらくすると一番英語が達者なお姉さんチャイナが私たちに話を持ちかけてきました。

話を要約すると
・本来２チーム編成でやる分の２チーム目の４時間を私たちのものにしよう
・長時間働けばエクストラマネーが発生するかも
・＝めっちゃ稼げる！！！

ということでした。正気か？１日１２時間働く気なんか！？

Kちゃんに相談するとそしたらお金めっちゃ稼げるじゃん！とのことだったのでお姉さんには「Follow you」と伝えました。正気か？

ちなみにこの作戦会議もすべてバリバリに手を動かしながら行われていました。
おしゃべりOKの職場最高。

そのあとお姉さんがやさボスに交渉してくれて（ほんとはそんなこと交渉したくなくてミンミンに言わされているらしい）
やさボスもボスに相談してみるねとのことでした。

これが承認されればめでたく１日１２時間労働です。や、やったあ

それとは別にママさんチャイナとミンミンが最近ダイエットを始めていました。正気か？

肉体労働にも関わらずお昼ご飯はグラノーラのみ。お腹空いちゃうよ

なんだか仕事中もエネルギー不足っぽくて
私が倒れたら助けてねとのことでした。

夜ご飯もフルーツを食べているようだったので
「きちんとご飯を食べたうえで運動してダイエットしたほうがいいんじゃない？」
と私が話したら
「運動したくない…仕事終わりはいつも寝たいんだ…」
とママさんチャイナが言っていました。

８時間の仕事終わりにスヤスヤ眠らないといけないような日々なのに
なんで１日１２時間も働こうとしているんだ！！わけがわからないぞ！

そんなこんなでチャイニーズのみなさまにはいつも笑わせてもらっています。

大量のみぞれが降ってトラクターの影に避難しているときに急にみんなで自撮りを始めたり、私がまだ移動車に乗ろうとしている途中なのに勢いよく発進させたり（死ぬかと思った）

お別れのときにガチ泣きしてしまいそうで辛いです。

脱走計画

現在脱走計画を立てています。

なにからの脱走かというと全てのストレスの根源であるゲストハウスからの脱走です。

ここ最近の１番のストレスの原因であったインド夫妻との関係ですが
先週、客室から倉庫に移動しないといけない日にインドから
「おばあちゃんに交渉すれば君らの部屋に泊まる予定の人を他の部屋に移動させてくれるかもよ」
と教えてくれました。たまにはいいこと言うじゃん。
その後交渉するとその通りになって私たちは倉庫行きを回避することができました。

そんなこともあって現在は良好な関係を築いていこうと思い、あいつらを不機嫌にさせないための行動をとるようにしています。
私たちには知恵があるからね。

インドとの関係も良くしていこう！快適に生きていこう！と決意した矢先にやってきたウルグアイ三銃士。

あの人たち、平気で倉庫でご飯食べるし食べたお皿は１日以上そのまんまだし
知らないけど多分夜は騒いでる。
あと倉庫のリビング（笑）にワインの空き瓶が転がってるのを見てしまった。
酒盛りしてるじゃねーか

そんな人たちと共に倉庫で生活することを考えただけで震える。

なんならパンの袋の開け方がわからないのか
袋の真ん中くらいから無理やり穴開けてパン取り出してる。
あとチャック付きブルーベリーの袋も同じ開け方で開けられてた。正気か？

３ヶ月半ここで生活していてそんな開け方する輩はいなかったので
疑うとしたら新参者の三銃士のみ…

そんな人たちと埃まみれの倉庫で毎晩一緒に過ごすことを考えただけで震える。

というか紅一点の女番長がとにかく怖い。
この間自分らで調理したフライパンは自分で洗ってって言ったらWhen!?!?とか言われて怖かった。いや、使い終わったらすぐ洗ってよ。あとで洗うじゃなくて

そんな人たちと倉庫で生活しながら１つしかないシャワーを５人で共有していくことを想像しただけで震える。

おまけにおじいちゃんおばあちゃんが私たちに言ったのと同じように
掛け持ちしてもいいよと話しているみたいで
多分２週間やそこらじゃ絶対に出ていかない意思を感じる。

三銃士も三銃士たちでちょっとおいそれと今文字に起こしてはいけないような大胆な違法行為をおじいおばあに持ちかけたりしていて
２人も三銃士の悪巧みに加担しようとしているみたいで傷つく私たちの正義感。

ただでさえ厳しい倉庫での生活にストレス三銃士が加わってストレスで爆発してしまう気がしてならない。

そんなことを金曜の晩にKちゃんと話していた。

ちなみにKちゃんは単純に倉庫に戻るのも嫌だし
クリスマスや新年を倉庫で迎えることが最強に嫌らしい。
わたしもいやだ。

そして私たちは気がついてしまった。

週５フルタイムで働いてるし普通にシェアハウス借りればよくない？

脳が麻痺してたけど気がついてしまった。
お金を払う代わりに自由を手に入れるのだ。

週末は何時までも寝れるし
遠くにだって遊びに行ける。

自炊はここでの生活を経て２人協力してすごいスピードで作ることができるし
なんだ簡単なことじゃん。

ここのゲストハウスもクリスマスシーズンに向けてバリバリに忙しくなるし
バリバリに働かされて、でも三銃士が手伝ってくれないことできっとイライラするはず。未来が見えてしょうがない。

私たちはもう３ヶ月半充分頑張ったよ。掛け持ちを始めて２ヶ月半。とにかくがむしゃらに頑張った。どんなに仕事でヘトヘトでも家に帰ってからハウスキーピングしたりした。

大量の団体客が押し寄せてきて１日中皿洗いして夜は倉庫の真横の宴会場で夜中まで客に騒がれて殺意が芽生えたりした。音も出せないから髪も乾かせなかった。

インド人にバカみたいな量の皿洗いをさせられた上に
「君たちがホバートのレストランで働くとしたらそんなスピードじゃやってられないよ」なんて言われたりした。うるせーなレストランで働かねーし

でもおじいちゃんおばあちゃんとは週末の朝食は毎回一緒に食べたり、
親戚の家に連れてもらったり、車買うの手伝ってもらったり、歯医者紹介してもらったり、WWOOFerとしての仕事量は少ないにも関わらずご飯もアコモも提供してくれて掛け持ちしていいよって持ちかけてくれたり。

おじいちゃんはいつも笑いを提供してくれた。
鶏への餌付けのしかたが雑すぎて鶏本体に直接餌ぶっかけたり
脱走した羊を連れ戻すためにバイクで追いかけ回したり
夕ご飯のミートパイ、もう温めてあるよって言ったのに
電子レンジで５秒くらい温めたうえに食べたあと「HOT!!!!!!」って言って吐き捨てたチキンをそのまま犬にあげたり。

５秒の電子レンジムーブは未だにわけがわからない。

そんな感じで良い思い出も悪い思い出も尋常じゃないくらいにたくさん詰まったゲストハウスを去るべく現在色々と動き出しています。
クリスマスまでに新しい家に住めればいいかなと考えています。

なんか色々思い出しただけで涙が出そうになってしまうよ。

他のWWOOFer達にはには一切わからない私たちとこのゲストハウスに関わる人たちとのあまりにも濃すぎる３ヶ月半。
でもただ自由がほしいのです。