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サッカーのミニゲームにおける生理学・運動学的変数とは(選手数、フィールドの大きさ、課題の制約により生理学的、運動学的にも強度を変えることができる)

生理学的、運動学的応答に対するミニゲームの意味

サッカー選手は筋力とパワーと持久力が、Rosenborgにフィールド上のパフォーマンスにおいてより有利な基盤を与えたことが示唆されています。

そして、サッカーにおいてミニゲームの形式を変えられば、サッカー選手のパフォーマンスに与える影響を多様に変えることができます。

通常、ミニゲームにおいて変更点は次の3点があげられます。

• 選手数

• フィールドの大きさ

• 課題の制約

参加する選手数

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各ミニゲームの選手数を変えるだけで、運動強度と戦術的活動を調整できます。

参加する選手数を少なくすると、ある程度規則的に、運動強度を約90%HRmaxまで高めることができますが、通常の値は80~90%HRmaxの間で様々に変化します。

サッカー選手に対するミニゲームの生理学的影響に関しては、ほぼ一致しており、選手数の数が少なくなればHR応答、乳酸濃度、主観的運動強度(RPE:rate of perceved exertion)が上昇し、さらに走行距離が増加すると示唆しています。

ミニゲームに関して報告している乳酸値の範囲は2.6~8.1mmol/lの間です。

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