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「稼ぎたい」を理由に始めると絶対に失敗する

Twitterを初めて3年、ブログを初めて既に2年が経つ。自分が思ったり考えたことを書き続け、気づけば550記事以上も書き、200万人を超える方が読んでくれ、イベントを全国各地で開いたり、いろんなことがあった。

そんな様子を見てか、よくTwitterインスタのDMで「ブログで稼ぎたい」といった相談が来るんだけど、結論から言って「稼ぎたい」を理由に始めると絶対に失敗する。商売とは「人を幸せにして、その対価としてお金をもらう」ことであり、その順序を逆にしてはいけないからだ。

まず、僕は「稼ぎたい」と思ってこの執筆活動を始めたわけではない。昔から本を読むのが好きで、いつか自分で文章を書いてみたいと思っていた。ちょうどくだらないネタを呟いていた今のアカウントのフォロワーも7000人を超えていて、「リア垢で書いても恥ずかしいから、ペンネームで思ったことをストレートに書いてみるか」とはてなブログを開設した。文章を書くという作業は僕にぴったりだった。始めた頃は誰も読んでなかったけど、それでも楽しいから続けられた。開始から3ヶ月でTOEICの記事がバズって一気に読者が増えて、そこからは恋愛の記事だったりお金の記事だったり旅行の記事だったり、とにかく書きたいことをひたすら書いているうちに、スマートニュースに載ったり、NewsPicksに記事が載ったりして最初の1年間で100万人を超える方が読んでくれた。

もし「稼ぎたい」を理由に始めていたら、絶対に伸びることなく失敗していたと思う。ブログでお金を得るには、主にGoogleアドセンスやアフィリエイトをやるという方法がある。前者はGoogleの広告をサイトに貼って、それがクリックされると数円〜数十円が発生する。後者は何かサービスを紹介して、サイト経由で登録すると数千から数万円が発生する。

もし「稼ぎたい」を理由に始めると、真っ先に飛びつきたくなるのはどっちだろうか。当然単価の大きいアフィリエイトの方だろう。しかしこれは大きな過ちだと僕は思う。アフィリエイトのサイトを開いてみると、とてもじゃないが心の底からオススメできるような商品はあまりない。(もちろんあるにはある。)稼ぎたいを理由に始める人は、単価の高いアフィリエイト案件を見つけては、自分で試したことも使ったこともないのにあたかも大好きで勧めてます!といったクソつまらない文章を書いている。

大前提として、そんな魂のない文章は誰も読まない。つまらないんだから。だから結果として稼げない。自分の実体験を伴わない中身スカスカの記事なんて誰も見向きもしない。

そしてそれ以前に、そんなことをして将来何になるのかと僕は言いたい。バイトがしたくなくて、ブログとかその他でお金を稼ぎたいなんて相談が多いけど、月5万とかそんな小さなお金を、嘘ついて記事書いて得たところで何になるのか。だったら月5万をバイトしていろんな人と話して、理不尽な思いとか、うまくいったときの喜びとか、そんな今しか体験できないことをして稼いだ方がずっと将来のためになる。「5万は僕にとって大金だ!」と思う人もいるかもしれないけど、今は大金に感じるだけで、働けば一瞬で稼げる。もう少し先を考えるんだ。目先の小銭を稼ぐためにしょうもない商材を紹介するなんて視座の低いことに時間を使わない方がいい。それなら5年後、10年後にドカンと成功するためにたくさん本を読んで、いろんな人と会うことに時間とお金を投資しよう。目先の利益に囚われるとろくなことにならない。

だから僕は稼ぎたいを理由にブログを始めることは絶対にオススメしない。冒頭で「商売とは人を幸せにして、その対価としてお金をもらう」ことだと書いたが、稼ぎたいを理由に始める人は、その順序を逆にして考えている。まず自分は何をすることで人を幸せにできるのかを考えなくてはいけない。僕の場合は、役立つ情報や元気が出る文章を書いて、それを皆さんに届けることだ。そうやってひたすら発信し続けるなかで、アクセスが増えてアドセンス収益が発生したり、オススメしたモノやサービスを使ってくれて収益が発生したりする。

まだ何も面白いものも書けない、役立ち情報も勉強不足で知らない人間が、アフィリエイトをバンバン貼ったところで誰もクリックしないし、お金に目が眩んでるのがバレバレだ。まず、自分はどうすれば人を幸せにできるのかを考えよう。それがスタートだ。

そして稼ぎたいを理由にブログを始めることはやめた方がいいと話したが、ブログを書くこと自体は否定していない。自分が学んだり考えたことを、自分の言葉で文章にして、誰かに伝えるという行為は最高のアウトプットになる。僕自身、今まで550記事以上も書いてきたので、調べる力やまとめる力、分かりやすく伝える力はものすごくついた。

なので興味があることや読んだ本の感想を自分の言葉でまとめるのは本当にオススメだ。そうやって自分のために書いたモノが、人の役に立つこともある。プログラミングについて勉強日記を書いていたら、同じく勉強中の人たちが読んでくれるようになったり、本の感想を書いていたら、これから買おうとする人が覗きにくるかもしれない。「あ、この人、すごい役立つ情報発信してる!フォローしよう!」そうやってだんだんとあなたのファンがついてくる。すると自ずとアクセスが増える。結果として貼ってる広告やオススメしてる参考書や本を買ってくれて、収益が発生する。

これがまさに「人を幸せにして、その対価としてお金をもらう」ということだ。自分のために発信しているうちに、それが誰かの役に立つことがある。

「稼ぎたい」を理由に始めても絶対に失敗する。自分が好きなこと、興味があることを活かして誰かを幸せにしよう。そうすれば自然とお金がついてくる。

そしてこの記事は僕への自戒も込めて書いた。僕のこれはボランティアではないので、Amazonのサービスや商品紹介だったりアフィリエイトも一部やっている。もちろん心の底からいいと思ったものを紹介しているんだけど、それが多くなりすぎると信頼を失ってしまう。初心を忘れないためにこの記事を書いた。誰かを幸せにすることを、僕も忘れてはいけない。

それでは皆さん素敵な1日を。

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最強になるために生きています。大学4年生です。年間400万PVのブログからnoteに移行しました。InstagramもTwitterも毎日更新中!