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中田敦彦氏、本おすすめしすぎ問題

僕の毎日の楽しみが本屋で立ち読みすることなんだけど、行くと必ずあっちゃんが本をおすすめしている。

この本も

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あの本も。

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とにかくいろんな本をあっちゃんがおすすめしている。

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推薦したり

激賞したり

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思考力が次のステージに上ったり

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ビックリ仰天したり

とにかく大忙しのあっちゃん。


こっちでは大絶叫しちゃっている。

Twitter用スライド3

どこの本屋に行ってもみんな同じだ。平積みされる人気の本はほとんどあっちゃんがおすすめしている。僕の中のあっちゃんはあのオリエンタルラジオの「あっちゃんかっこいい〜!」のあっちゃんだったので、ただただ驚くばかりである。

しかし、ふと立ち止まってみると、「さすがに本おすすめしすぎじゃね?」と思ってしまう。

もちろんあっちゃんも仕事でやっているのでおすすめせざるを得ないと思うのだが、それでも世の多くの人は「あっちゃんが勧めるならこの本読もうかな!」となる人が多い。というか、多いからこそ「この本推薦してくれないか」という依頼があっちゃんに来ている。

今やYouTube大学で大人気YouTuberになったあっちゃん、いや中田敦彦氏は若者にとっては憧れの”知識人”だ。そんな彼がおすすめする本なら間違いない。そうしてあっちゃんがおすすめする本は次から次へと売れ、さらにおすすめする本が増えていく。

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ジャスティンビーバーがおすすめした商品が一瞬で売り切れるように、あっちゃんがおすすめしたという”証明”があるだけで本が爆裂に売れるのだ。

もちろんあっちゃんがおすすめすることで普段読書をしない人が本を読むきっかけになるなら、それは素晴らしいことだ。読書は最高だと僕はいつもTwitterで発信している。本を読もう。たくさん読書して、いろんな考え方を吸収して、自分の頭で考える習慣をつけよう。そう何度も何度も発信してきた。

そして自分でも本をおすすめし続けている。

しかし、その読書で身につけるべき「自分の頭で考える習慣」を得るためには、誰かのおすすめだけ読んでいてもダメだと僕は思うのだ。

僕自身、今まで読んできた本の中に、誰かにおすすめされ非常に役に立っているものはたくさんある。しかし一方で、たまたま寄ったブックオフで表紙が綺麗で何となく買った本が自分の人生を変える衝撃をもたらしてくれたり、今の自分に何が必要なのか何冊も比較して、なけなしのバイト代で買った本が予想以上に素晴らしい本でいろんなことが学べたり。そんな偶然、あるいは自分の頭で考え、巡り会えた本が、今の僕を作っている。

誰かのおすすめを一から十まで読むのも、もちろん読まないよりは10000倍良いと思う。しかし一方で、ある程度読書の習慣がついたら、ぜひ自分で必要な本を探しにいく経験をしてみてほしい。

誰もが知ってる有名人がおすすめする本を、その他大勢と同じように読んで、YouTubeで解説されている通りの感想を持っても、本質的には意味がない。読書は、自分の頭で考えながら「あーでもない、こーでもない」とウンウン首を傾げながら進め、自分の体験と照らし合わせることで、新しい考え方を授けてくれる。

せっかく本を読むなら、みんなが読む本を読んで、みんなと同じ感想を持つより、あまり読まれていないけど気になる本を読んで、自分なりの感想を持った方が、より深みがある読書体験になる。

誰かとおすすめを参考にするのはもちろんアリだけど、ぜひ自分の手で気になる本を取り、最高の一冊と出会う体験もしてみてはいかがだろうか。


あー、僕のブログもあっちゃんがおすすめしてくれないかなー。






最強になるために生きています。大学4年生です。年間400万PVのブログからnoteに移行しました。InstagramもTwitterも毎日更新中!