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1日3時間しか頑張らない

実は今年の4月くらいから「1日3時間しか頑張らない」という目標をこっそり立てていて実践し続けていた。

が、開催中のKindle半額セールや、もう終わったがAmazonのブラックフライデーやサイバーマンデーのまとめが楽しすぎて没頭した結果、久々に8時間くらい頑張ってしまった。

かなり頑張って書いたのだが、今回の本題は別だ。なぜ「3時間しか頑張らない」ことにしたのかである。これにはちょっとした理由がある。

何回か触れたことがあるが、僕は森博嗣という作家を尊敬している。森博嗣は名古屋大学で助教授を勤めながら、お金のために30代後半で突如小説を書き始め、処女作が大ヒット。以後、2015年までの19年間で280冊、1ヶ月あたり1冊という驚異的なペースで執筆を続けている作家だ。「お金のために作家をやっている」と公言している森は、2015年時点で総発行部数1400万部、総収入15億円というとんでもない記録を打ち立てている。

そんな森には驚くべき仕事のルールある。なんと森博嗣は1日1時間しか仕事をしないのだ。今はとある過ごしやすい外国に家を建て、人に会わず奥様とひっそり暮らしているという森は、1日1時間の仕事以外は趣味の模型作りに没頭しているそうだ。森にとって執筆とは書き始める時点で内容はほとんど決まっているものであり、1時間という時間はその内容を文字にするだけの作業なのだ。

そしてもう一つ印象に残っているエピソードがある。記憶が定かではないが2ちゃんを作ったひろゆき氏の「1%の努力」という著作に、人間の集中力は30分しか持たないと書いてあった(気がする)。実際にTwitterにも同じことを書いていた。

僕はひろゆき氏が好きなわけではないが、この考え方には同意だ。僕はかなり多動で、一つのことにジッと集中できない。次々といろんなことが気になる。持っても20分〜30分くらいだ。つまり長い間ずっと作業するのは極めて非効率的なのだ。

以上のことから僕は4月に「1日3時間だけ頑張ろう」と決めた。森博嗣のように1時間だとさすがに何も終わらないので、3時間ということにした。厳密に測ったわけではないが、とにかく頑張る時間は短くした。これがかなり良かった。

まず短時間でパパッと終わらす必要があるため格段に集中ができた。この3時間とは、パソコンに向き合う時間だ。僕はいつもブログを書くとき、とりあえずパソコンを開いて考えてから手を動かす癖があるのだが、これが非生産的なことに気がついた。パソコンを開いてから考えるくらいのアイデアは、心の底から自分が書きたいと思っているものではないのだ。本当に書きたいことは、ある日突然頭に浮かび、来る日も来る日も頭の中をずーっと巡っている。書きたいけど、まだ文字にできない。そんな悶々とした時間を過ごすにつれ、アイデアはどんどん形になる。そして「今だ!」というタイミングで筆を取ると、3000字を超える記事も1時間で書けてしまう。最近1番反響があったこの記事もまさにそれだ。

そんなわけで、限られた時間だけ集中すると、本当にやりたいこと、優先すべきことしかできなくなる。

この3時間には僕の卒業研究の時間も含まれる。人工知能の研究をしていてプログラムを考えて機械学習をしているのだが、如何せん研究に興味がないのでしんどい。最初の方はダラダラとWEBサイトを読んでは「結局分からん」と頭を抱えていた。しかし3時間という制約を設けた結果、どの情報を理解すれば次に進めるのかを真剣に考えるようになり、進捗を生みまくることができた。それと同時にどうすれば楽に研究を進められるかも考え、今ではほぼコピペだけで研究を済ませている。本当は真剣に学問を追及すべきだが、僕にとって全力を出すべきポイントはここではない。

こんな感じで3時間という制約を設けることで生産性が上がった。そして時間単価も上がった。というか、上げるように頭を使うようになった。

ちょっと意識が高い話をしよう。普通に考えれば6時間の仕事時間を3時間に短縮したら、こなせる仕事量は半分になる。同じくもらえるお金も半分になるはずだ。しかしこれは正しくない。

バイトしかしたことがないと上記のような考え方しかできない。時給1000円で6時間働けば6000円。半分の3時間なら給料も半分の3000円。

一方で例えばコラムの執筆などの仕事を考えてみよう。1本5000文字で5000円のコラムを書くことになったとする。ダラダラ5時間書けて書きあがれば時給換算すると1000円だが、集中して2時間で書けば2500円になる。さらに超集中して1時間で書けば5000円だ。当然だがこのように集中して密度濃く仕事をこなせば自分の時間単価を上げることができる。

さらにもう一歩踏み込んでみよう。あなたは自分でデザインした1000円のTシャツを売る。1着売れると10%の100円が利益として入る。あなたはこのTシャツをSNSを活用して売ろうと考えた。自分でInstagramのアカウントを作り、毎日投稿した。初めの1ヶ月は1着も売れなかった。しかし2ヶ月目から徐々にフォロワーが増え、売上が立つようになった。そしてとある投稿で人気に火がつき、1日100着売れるようになった。

この場合、全く売れなかった最初の1ヶ月の時給は0円だ。むしろ働いた時間を考えるとマイナスだろう。しかし1日100着売れたときにはインスタの投稿もルーティン化し、1日1時間程度で全て終えることができるかもしれない。すると100着×1000円×10%=1万円で、あなたの時給は1万円になる。最初は全く割りに合わなくても、継続して結果が出るようになれば、あとはどんどん時間単価が上がるのだ。

さらにこれには天井がない。Instagramの成功を期にTwitterも始め、Tシャツを面白おかしくPRしたツイートがバズったとしよう。僕もTwitterでバズった経験が何度かあるが、1万リツイートを超えるとインプレッションが余裕で100万を超える。100万インプレッションとは100万回ツイートが見られたという認識で大丈夫だ。このTシャツのツイートが1万リツイートされ100万インプレッションを記録し、うち1%がTシャツを買うとしよう。100万の1%は1万だ。1000円のTシャツが1万着売れたら1000万円。その10%の100万円が手に入る。1ツイートに1時間悩むなんてことは滅多にないが、仮に1時間考えて呟いたとしたら時給換算で100万円になる。要するに、自分で商売をすると、努力次第で時間単価が青天井で上がり続けるのだ。

整理しよう。バイトの段階では、どう頑張っても時間単価は上がらない。時給1000円なら1000円。みんなの倍働いても、半分しか働かなくても1000円だ。しかし誰かから報酬の決まった仕事をもらうと、それを倍の速さでこなせば時間単価は倍になる。しかしそれには天井がある。5000文字の執筆を超頑張って1時間でできるようになっても、5分で終わらせることは絶対にできない。しかし自分で仕事を作ると天井はなくなる。積み重ねてきたものが何かの拍子に爆発すれば、そこからは青天井だ。自分で頑張った分だけリターンが得られる。

つまり僕がしたいことは、森博嗣とまではいかなくても、限られた3時間という時間内で、自分の時間単価を限界まで高めることなのだ。長時間働けば、誰だってある程度はお金がもらえる。例えば時給1000円でも10時間働けば1日に1万円もらえる。10時間は無理な長さでもない。しかしそれ以上は目指せない。どうせ自分で仕事を作ってこなすなら、1時間で生み出せる価値を最大化しなくてはならない。そこをどう工夫するかが大切なのだ。

そんなカッコつけたことを考えていたのに、ブラックフライデーとサイバーマンデーの記事を夢中で更新していたら1日8時間くらいカタカタしていた。反省反省。長時間労働なら誰でもできる。

僕がやるべきことは、どう3時間で情報を集め、読んでくれる人が「これ欲しい!」と思えるような文章を書き上げることなのだ。時間をかければ誰だってまとめることはできる。

今、これを書きながら久々に長時間集中してフラフラになっている。短時間で超集中を、明日からしよう。

最後に一言。フラフラになりながら書いたこのセールは12月7日で終わります。本気で役立つ情報をまとめたので、どうか読んでみてください......!!!

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それでは素敵な1日を。





最強になるために生きています。大学4年生です。年間400万PVのブログからnoteに移行しました。InstagramもTwitterも毎日更新中!