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2020年の20個の投資・注目領域の雑記

あけおめです

突然ですが、帰省している新幹線の中でいろんな方々の未来予想を見て、とりあえず言語化するいい機会だな!っておもい、2020年にちなんで、20個くらい自分が考えている投資領域?というかテーマ?について雑記を書いてみた。なにかしら気になるテーマがあったらより深くディスカッションできるので、ぜひぜひ気軽に連絡を!!!
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帰省している新幹線の中でバーとかきはじめたので、結構ファクトベースでなくポエムっぽい感じになってしまっている。まあいつもそうだけど。。
(*年末年始って強制的になんか振り替えたり、来年の計画を建てるのに便利な期間だよね)

①Horizontal SaaS から Vertical SaaS へ そして Value chain SaaSへ

DXの文脈は今後も働き方改革、生産性向上においても必ず今後も続くトレンドだと思う。また海外勢を見てもConsumerな要素よりも、現地化の要素が強いため、日本においてはこの10年ほどはずっと重要なテーマの一つでありつづけるんだと思う(個人的にC向けも好きだけど)
ただHorizontal SaaSは結構浸透はしてきており、いまの時点では業界を絞った課題などに着目したVertical SaaSへと動いているが、今後2020年以降はサプライチェーンをまるごと支える以降はクラウドシステム、会社をまたいで使われるようなクラウドシステムなどがもっと出現してくるのではないかと思う。どうよべばいいかわからないがValue chain SaaSのようなモデルは今後も注目していきたい。企業の表面上に出てくる課題でなく、根幹の課題に挑戦するスタートアップが増えてくるのではないかと思っている

②既存ビジネスモデル × New technologyってありじゃない

これは最近考えていることだけれども、新しいテクノロジー×新しいモデルっていうのはなかなか売上が立てづらいのではないかと思っている。やはり新しいことは1つまでのほうが最初の入り方としては良いのかなと考えている。既存の企業からお金を受注しながら、テクノロジーの臨界点を模索するような入り方はもっと増えてくるのではないかと思っている。広告代理店×AI などなど。このあたりは投資したい。ARとかCryptoとかBlockchainとかはこのあたりから攻め時なのでは

③働き方改革によって生じる諸問題どうするよ

ここ数年で働き方改革が肌感をもってすすんでいる感覚がある、生産性向上も急務なデータ(21位)もあり、より今後も進むのではないか。そして、早期退職がいまあいついであり、そういった会社内での改革を助長するプロダクトと、それによって生じる余暇に関するサービスなどは今後も進むのではないか。超高付加価値の学び直しのサービスとか、副業関連とか、社内転職みたいなのとか、企業文化生成補助サービスとか、企業のメンタルヘルス対応とか。そういったものがもっと注目されるのでは

④キャッシュレスの波は止まらない

ことしはpaypayを筆頭にキャッシュレスの波が本格的に来た1年だったのかなと思う。実際にこの前スーパーの列に並んでいたら、〇〇ペイとかはないんですか?みたいな話がきていきて、だいぶ浸透一年でしてきたなって感じた。また今後も軽減税率もあるし、しばらくはこの波は止まらないではないのだろうか。もうひとつアップルクレジットカードが日本に来年あたりに進出してくるのではないだろうか、圧倒的なブランドとiphoneなどの相性の良さもあり日本で浸透していくのではないかなと妄想しております。またベンチャーでも海外のMonzoのようなチャレンジャーバンク系もどんどんでてくるのではないのかなと。あとはQRコードを前提としたサービスももっとでてくるのかなと。個人的には自販機の再発明みたいなプロダクトってないのかなって考えてたりも。

⑤リアル/店舗の変化は肌感をもって

新しい渋谷パルコができて、やっぱり体験値としても「売らない売り場」という言葉もでてきてはいるものの、そういった売り場の改革は進んでいくのではないだろうか。”効率化"の時代から、”体験化”の時代への変化がおきていくのではないか。原点回帰?かもしれないけど。ネットで今後もなんでも購入できる時代だからこそのリアルや店舗の存在意味といったものを考え出した時代なのかなと思っている。たまたまカンブリア宮殿でみたのだけれども、サミットというスーパーも業績が回復しているのが施策の一つとして、案内係というひとをスーパーにおいているそうだ。その人がいるから来るっていうお客さんがいたりなどして、いままで繋がりより効率化を求めていった時代から、雑にいうと昔の商店のような人とのつながり・体験の重要さに便利な時代だからこそ立ち戻ってきているのではないかと思う。効率性はRoboticsやアルゴリズムにまかして、人間らしいことがリアル/店舗においてなにができるのかという問いに答えるサービスがもっとでるのではないかなあ

⑥スマフォへの期待が適正化(IOTプロダクトがもっと浸透する)してきたのでは

スマフォにみんな期待しすぎたんじゃなないかと思っている。あの箱でできることって無限にあるようで、実は結構限界あるのでは?みたいなのが伝わってきているのではないか。スマフォから連想されるオケージョンがどうしても、情報を見るとかそういったものに限られてしまうのではないか。だからこそPelton みたいなプロダクトはIpadとランニングマシーンくっつけた感じなものだけれども、でもあれはIpadをランニングマシーンにおいただけでは機能しない。スマートフォンはあくまで媒体であって、IOTプロダクトと連携することによって、解決できる!みたいなものないかな?瞑想用IOTマットとかなんか歩きがするんだがw

⑦人不足の本格化の足音が聞こえてくる

ファミレスってなくなるんじゃないか?って思うくらい人不足が深刻化していくのではないかと思う。そういった単純労働という言葉は行き過ぎな言葉遣いかもしれないが、ブルーワークに近い仕事がどんどん採用ができなくなってくるのではないかと思う。そこを代替する手段としてギグ・エコノミーなのかロボティクスなのかがもっと進展していくのではないかと。でもこの生産人口が減っていくことが確実に近づいてくる未来において、現状のビジネスモデルをつづけれるのか、もしくはどういったビジネスモデルだと続いていけるのか、みたいな問いは非常に重要で意義深いと思う

⑧Roboticsの運用本格化がはじまりだす

上記で書いた人不足のひとつの答えでもあるけど、Roboticsが本格的に消費者の目に見える形で世の中に現れだすのではないかと思っている。確かJRが無人コンビニの実証実験をしていたとおもうし、広義の意味でいうとユニクロの店舗のRFIDタグみたいなのもそう。中国ではロボットのホテルも実証実験的に運用されているし。ただいまのままだと客寄せパンダ的な要素が強いのではと個人的にはおもっていて(CafeXみたいなのは)、実際のコスパがあうかどうかってところまでにはまだ証明されてないのでは(*B2C領域において、B2Bの工場はもうされてるとおもう)ただそこを狙ってくるベンチャーは実際に日本でもでてきているし、今後も増えてくるのでは。投資したい。

⑨VRゲーム元年?かもしれない

Beat Saber FBによる買収のニュースが今年ありまして、やったことある人なら納得してくれると思うんですがめちゃめちゃ面白いんですよ。そしてこれももってるひとはわかるとおもうんですが、Oculus GoからするとQuestって圧倒的に面白いんですよ。GoがガラケーだとQuestってスマフォくらい進展があり、更に2020年にはハンドトラッキング機能も実装されるようで、想定以上のはやさでVRの進展をしている実感ある。そして日本のVRゲームで世界に認められるものもでてくるし、Beat SaberのスタジオはFBによって買収されているので、予算を気にすることなく面白いゲームをどんどんつくってくるおんではないか。いまのゲームはコミュニケーションも含んでいるゲームになってきているので、没入感との相性も良いため、一つ大ヒットゲームが生まれて、みんながQuestをやりだす。Switchにおけるゼルダみたいなヒットコンテンツが生まれる可能性はある気が!ゲーム好きとしても期待!

⑩5Gにおける最適なモバイルゲームとは?アプリではない気がしている2020

いっこ5Gは一つ外部変化として起きるひとつ重要な変数だなとおもっていて、動画含め大量通信かつライブ性みたいなのっていまも流行ってはいるけど、もっとそれを助長していくのではないか。LOLのモバイルがでるとかでないとか聞いたことあるし、そういったいままでゲーミングPCみたいなゲームのモバイル化みたいなのはもっとすすむのではないか。もしくはアーチャー伝説みたいなハイパーカジュアルの進化版みたいなのももっと今後でてくるうえで、上記のような特性をふまえたモバイルゲームでヒットコンテンツでるのでは!?でないかも。。

⑪新自己承認欲求って言葉面白いね

どこかで読んだ言葉なんだけど、自己承認欲求の満たし方ってテクノロジーの変化によって変わってきたものではないかと。こう車とかブランドをもつことが承認欲求だった時代から、体験コンテンツのシェアを文字で表現する承認欲求から、画像や動画で表現していったりしている。そこでただそこの負の効果も非常に着目されたのがここ数年だったのでは。毎日がハレな日なんてないっていうことが前提だし、みんながみんなイケメン・美女ではない。そのときに加工アプリとか整形といた新自己承認もあるとおもうし、アバターといった新自己承認欲求もあると思う。Instagramがイイネを見えなくすることによって、滞在時間は減ったが投稿数が増えたみたいな結果も面白いので、このへんのテーマは面白いとおもっている

⑫常時情報接続性ってもうあるひとがおおいのでは(Airpodsなど)

映画のなかでスマフォをみてしまうみたいな記事があるように、常にスマフォを見てたいっていう人はもう多いのではないかと。常になにかの情報にふれておきたい、常にだれかとつながっていたい、常になにかをしていたい。みたいなスマフォの功罪どちらでもあるかもしれないけど、こういったマインドのユーザーはもっと増えてくるのでは。そして更に個人的にはそれを助長するようなAirpodsみたいなプロダクトの普及によって、スマフォをちょっとさわりにくいところでさえ、音声で常時なにかを聞いていたいみたいな需要はあたりまえにでてきそうだなと思う今日このごろ

⑬Non-text format なコンテンツがもっと幅を利かせる

Youtubeが本当の意味でのプラットフォーム化がしていったことをこの数年感じている。電車で周りをみわたせば60%動画(youtube)20%漫画 20%その他って感じがしている(多少盛ってるかもw)そのYoutubeのなかでもフェルミ研究所をはじめとする漫画コンテンツを動画にしたり、ラインのチャット動画を流していたり、オリラジの中田さんがやっているYoutubeがバク伸びしていたりしていて、テキストのコンテンツの終焉じゃないけど、一つの時代の節目を感じます。文字を読むっていう能動的な行為はめんどくさくなってくる、それを音声であったり映像で手軽にみれるほうにみんな流れていくのでは。自分もテキストで読むよりは2倍速で音声か映像でみたいなって思うときが多々ある。このコンテンツに合わせた表現がもっと2020も含め伸びるのではないかな〜Vtuberは言葉を失うくらい普通になってくのでは、とかね

⑭2020はポッドキャスト元年?になったらいいな

前述のNon-textなコンテンツにも関わり、常時接続にもつながるテーマだけれども、ポッドキャストにもっと着目があつまる歳になるかも!?(ポジショントークあり)ただ海外のコンテンツや調達をみていても、Podocastのコンテンツ制作を力いれているところが調達をきめていたり、日本国内をみてもUUUMが音声に進出してきていたりして、音声コンテンツへの投資が集まりつつあるなあと。ただまだまだクオリティが高い音声コンテンツが日本では生まれていない環境なのかと、もっと面白い音声コンテンツがでることによって、2020はポッドキャスト元年になればいいなあと、自分も多分はじめる

⑮IEOの議論が進み、社会実装されるかも

IEO(InitialExchangeOffering)は、簡単にいうと取引所に上場することによって、トークンで資金調達ができるというしくみで、ICOとの違いは直接投資家から集めれるかどうかの違い。マネックスグループが検討を開始していたりしていて、ひとつ資金調達の手段として定着するかも。クラウドファンディングの伸びからも感じるように、消費でない直接ユーザーからの投資によって、お金を集める大きな流れはひとつあるだろうから、それに乗れるのかも。ただ上場審査をどうするのか、Equityとの違いをどうするか、など課題の論点は多いきが・・(来年はもうすこし DeFIなどCrypto economyをもう少し勉強したい)

⑯NFT はゲームで実装が進み、明雲がわかるようなとしになるのかも?

これもBlockchainやCrypto関連ではあるが金融庁によってNFTが仮想通貨にあたらないというパブリックコメントがでたように、NFTが実装されはじめていくのだろう。海外のOpenseaなどそういったマーケットプレイスも盛り上がってくるだろうけど、ゲーム以外の用途でのNFTってどのくらい浸透するのだろうか、VR の世界においてはもしかしたら浸透するかも。そしてゲームにおいても、まだまだ敷居が高く・ゲームとしてのおもしろさが大前提だし、NFTをつかうことのメリットがまだまだ見出しずらい。もしかしたらポケットモンスターのような一大ヒットDaaps ゲームがでて、金銀のポケモンが最新作でも形をつかえてつかえる、だからみんなそのゲームタイトルのものはNFTで購入するし、売買できる!みたいなものは今後数年ででるのかも。

⑰GAN技術の進展によるDeepfake問題の顕在化と健全活用したサービスでてこいや

敵対的生成ネットワーク(GAN)という技術が面白い、簡単にいうとAIがデータをもとに現実に存在しないものを生成することができるというもの。Deepfakeとよんだほうがわかりやすいかもしれない。この技術は非常に面白い一方で、オバマがしゃべったように見せかける動画やポルノでの利用用途がいま現れてきており、Fakenewsもびっくりするようなコンテンツが生成されてしまう可能性がでてきている。これにたいして確実に問題視する声があがってくるべきだし、一方でこの技術自体は非常におもしろいので、絶対に健全に利用できるユースケースもあるはず。でてきてほしい、投資したい

⑱SDGsって重要じゃない?結局ね

ESG、SDGsってい言葉を非常に聞いた1年だったきがしている。大企業の役員の方々にはバッジが必ずついているし、世の中的にも注目を浴びたものだったとおもう。資本主義を極めて行った結果、それだけだと持続的な成長がないっていうことに世界全体が危機意識をもってきているのが現状。特に機関投資家はこのような流れに敏感。去年はグリーンポンドのようなものが発行され、ニュースでみたけど日本の購入が8割?だっけな多くあったらしい。DCFやPERやPSRといったその企業の価値判断をする方法は多くあるが、このSDGsの項目などをもとに算出されるロジックなどできるんじゃないかな

⑲長期政権という前提条件において国家との共同プロジェクトが狙い目!?(モビリティや観光などなど)

日本においては、いま安倍政権が長期政権としていることが非常に非常にメリット。そしてGovtech,Regtech のような分野はもっと浸透するし、ぜひ投資をすすめたい。長期政権であることは政策の方針と実行が長期的にえがけるし、話し合うことができる。そのメリットは非常に大きいのではと感じている。自民党の政策方針をぜひ読み込んでそれにあうスタートアップをどしどしつくっていくべき。Society 5.0 , IOT Sensor, 労働生産性の向上:DX, 地方への高度人材流入, Mobility・水産・農業 , 銀行の統合, 高齢者70歳まで働く,フードロス みたいなあたり自分メモってた。
規制にチャレンジするのでなく、日本のため国民のために一緒にかえていく。そういった気概のスタートアップがもっとふえてほしいし、そういったビックテーマにビックベットしていきたい

⑳米中のヘゲモニー争いは続くよどこまでも

2019年は米中の貿易戦争が非常に注目をあびた1年だったと思う、おの世界のヘゲモニー争いは絶対終わらない。そしてロシアも確実にからんでくる。そのようなときに日本のスタートアップの世界としては投資マネーがどう動くかがきになる。China マネーがアメリカにながれていたのが、次にどこに動くのか。アフリカにいくのか、東南アジアにいくのか。はたまた技術力がまだある日本にむいてくるのか。中国のスタートアップが日本のスタートアップを買収するや、そういった動きがもしかしたら大きくなるかもしれない。わからんけど、ただこのトレンドは続くのでそれをどのように捉える、影響があるかは考えていたい

㉑個人の時代は続くよ、これからも

消費の主体はそのものの効用から、だれがそれをつかっているか・すすめているかにもっとシフトしていくんだろうなと思う。もうだいぶしているけれども。このトレンドは加速するんだろうと思う。そしてValuechainを一括してつくれることによって、より個人発信のブランドものがどんどんでてくるんだろうなと、D2Cにはそういった個人文脈の流れも、問題解決の流れもどちらも交差したときのプロダクトが爆発するのだと思っている。メディアがマスなものとそういった個人の分散化していくなかでPelotonみたいなプロダクト含め、個人の時代を作れる・助長できるプロダクトはもっとくる。投資したい

と書き始めると21個になっちゃった。もうちょいかこうとおもうとかけるけど、疲れたのでこのへんで。8000文字くらいになってしまた。。推敲してないので、雑な文章で申し訳ない。
各領域において海外事例とかもあるので、より深くディスカッションしたいひといれば、ご連絡をばー

2020年も楽しく、面白い挑戦ができるとしでありたい。

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