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ペパーミントブルーの午後から、マリーンブルーのささやきへ

京都で浪人していた時は街がコンパクトなので、浪人友達とも比較的簡単に会えて、実は結構楽しかったです。特に二浪目は勉強の要領も得てそれなりに成績もよかったのでプレッシャーはハンパないのですが、世間の大学浪人に描くイメージよりははるかに充実した生活を送ることができました。

ところが、晴れて合格して、東京で大学生活をおくるようになると、当然同期は2年か1年下がメインだし、みんなよくできるし(当然w)、また、当時は関西と関東で相当食べ物も違って戸惑いました。更には、東京自体広いのでなかなか友人に会うということができず、SNSもないので、なかなか趣味や関心の一致する知り合いも見つけられず、結構孤独でした。しかも当時は積極的に自分から出ていこうとしない。受験勉強の最大の問題と一般化したいんですが、どうしても与えられたものを解くことが第一で自分で何かイニシアティブを取ることをホントにしなかったです(実はそういう意識を持つ方がもっと合格しやすいということを今になって確信するようになっているのですが。

なので結構外部環境の変化で引きこもりに近い状態になり、東京ホントに最初の半年はきつかったです。実はその経験に比べると3年の米国滞在もイスラマバードへの派遣も全くなくというより、人生最高の期間にもなりました。

当時、映画や音楽には比較的触れられたのですが、その中でもやや東京に慣れて来た時に出会ったのが薬師寺ひろ子の「星紀行」。特に3番目の「マリンブルーのささやき」(https://open.spotify.com/track/0eGDGCQRiA4ntSi3dmRj9U )は人生ベストの一つです。調べてみたら、作詞は当時噂になっていた伊集院静そして作曲がなんと大内義昭、凄いですよね。これホントにいい曲だと思うんですが、シングルカットされてないし全然知られてないんですよね。

推し活で#OPUS のBehind The Time の"(It's) sunny day"(https://www.youtube.com/watch?v=0BcTnbAdH-4 )と #下町ノ夏 さんのセカンドアルバム Cobalt Time の"ペパーミントブルーの午後"(https://www.youtube.com/watch?v=JCXzynVSa-s )ものすごく好きなのですが、なんとなく聞いたことがある曲調だなあと思ったら、「マリンブルーのささやき」を思い出し、20年ぶりくらいに聞いてます。

ところで涙腺ってやっぱり歳とると緩くなりますね。昔はホントに助けてもらった感じで、当時Walkman で毎日アルカリ乾電池2本づつ使ってしまうほど聞いてましたけど涙腺にくることなかったのに、最近 下町ノ夏 さんのセカンドアルバム Cobalt Time のレコ発ワンマン (https://shitamachinonatsu.com/ )なんかに行くときに先ず前座として電車で聞いてるとほんとすぐうるっとなります。

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