サンディエゴ 紀行9
サンディエゴ 紀行9セコイア国立公園
定期ポストのまさかの登場拒否から2週間。トーランスのホテル住まいで家が狭くて隣はマリファナの匂いがするので、外出は常にやっていて、しかも大きな旅行も1週間に一回やってましたw。サンディエゴではせいぜい2月に一回(というか、7ー10月は宿泊旅行はなしで、11月にモニュメントバレーまで行って、その後、パームスプリングスとヨセミテサンフランシスコに行っただけだったので、2週間でデスバレーとセコイア国立公園に行ったのは結構アクティブですね。
家にいると、陰性定量検査で陽性だったらどうしようとか、検査書類がなくなったらどうしようとか、パスポートを紛失したらどうしようとか余計なことを考えてしまうので、外出は積極的にしました。しかもセコイア国立公園はグランドキャニオン並みに絶叫系の絶景があったので、そこでびびって、かえって余計な心配をしなくなってスッキリした程。
はセコイア国立公園初日は狭い道を公園の最上部まで運転してシャーマン将軍の木に。ほんと道が狭くて怖かったんですが、雪がなくてほっと一息。普通は長蛇の列ですが、十分時間が取れました。ところで、ヒスパニック系の人が日本人に聞いたというさようならの言葉を聞いたんですが、何かスペイン語のような言葉hasta mañana 、「じゃ、またね」みたいでしたw。
2日目は朝からシャーマン将軍の木の近くまで登って、周りのトレイルを散策。セコイア国立公園初日はシャーマン将軍の木に。一番先のハイシエアラはあまり面白くなかったですが、崖の近くまで行くと絶景が見えました。モノロックは登っている人を見るだけで怖すぎて足がすくみましたが、怖すぎて色々な煩悩や悩みが解消できて、相変わらず大峯山の修行みたいに。ほんと帰国まで不安定な時期でしたが、スッキリしました。帰りは倒木の処理で渋滞してましたが、夕日のモノロックが映えてました。
セコイア国立公園3日目は麓のトレイル。ここは山頂と麓両方楽しめるのが醍醐味の一つです。最初はサンディエゴの西の砂漠にあるようなネイティブアメリカンの壁画があるHospital Rock から川岸の Middle Fork Trail まで。山頂の岩がすごいのが醍醐味です。そのあと、末っ子が滝に拘ったので、結構急峻なMarble Falls Trail に妻と長男と次男で。私と娘は自動車で待っていて、すぐ戻ると言っていたのに1時間経っても来ず。流石に心配になりますよね。先の方に見に行ったら、帰ってきた家族がアジア人の母親に子供二人連れが登っていったって教えてくれて本当にほっとしました。こういう時に気さくにいろいろ教えてくれるのは本当にアメリカで一番ありがたかったところですね。教えてくれていなければ、帰ってきた時に心配が爆発になって切れていたところですが、2時間くらいしたら戻ってきました。撮ってきた眺望はすごく綺麗でしたが、それより親切に教えてくれた家族の方が印象に残っています。
(いつも)親切な人にばかり出会っていた今回の米国旅行ですが、妻と子供二人が5分で戻ると言ったのに2時間戻らなくて超心配になってたら、親切なアメリカ人の家族が、あ、アジア人の母親が子供2人連れて登って行ったよって教えてくれたので、ほんと救われたこともあり、自動車の運転も慣れたので、セコイアからの帰り、油井と牧場が混在しているベイカーズフィールドの平原をYoasobiのハルカや優しい彗星を聴きながら帰って行ったのは人生最高の瞬間でした。セコイア国立公園で一番有名なのは当然メタセコイアの世界最長のシャーマン将軍の木ですが、モロロックの様々な姿と、更に向こうのキャッスルロックが個人的には大変気に入ってます。
LAからだとベイカーズフィール経由で車で5時間くらいですかね。Three Rivers のネイティブアメリカンが経営しているモーテルに宿泊したら、5人一部屋で2日で二百ドルくらいで泊まれました。そこから料金所まで10分、ビジターセンターまで30分、セコイアまで1時間くらいです。
最高の思い出ができたセコイア国立公園ですが、9月からの雷による山火事で周辺部分は相当焼けて、一時はシャーマン将軍の木まで迫って超心配になったのですが、消防士の尽力と冬の雨や雪のおかげでおおよそ鎮静化しつつあります。
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