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短歌同人誌「西瓜」第8号、一首評の後半です。 はじめての世界に降るよう金色の火事を起こして橋に散る葉が とみいえひろこ「瞬く川、感情」 とても静かで、輝いていて、スローモーションのように黄色の葉が散る様を思い浮かべた。 何度も繰り返されている光景なのに、あまりに鮮やかで、まるで「はじめての世界に降るよう」に思われたのだろうか。 初めて世界に、ではなく「はじめての世界」であるところがポイントだと感じた。 世界自体が生まれたてで真っさらであるかのよ