言わないで言うということ【出口光】
皆さん、こんにちは。
相手の気持ちを考えると
言葉で表現したくないと思うことは
ありませんか。
日本庭園や神社仏閣の境内において
縄で十文字に結んだ石が
置かれています。
「これより中に入ることはご遠慮ください」
という意味です。
あなたも見たことがあるのではないですか。
それは、止め石とか関守石などと呼ばれています。
「立ち入り禁止」の札を置いたり
英語では「KEEP OUT」と表示したりします。
言葉で表現することは
やってはいけないことを明確にするという
意味では良いと思います。
でも、言わないとわからない人だと
扱われていることにもなります。
止め石を置くことで
それを見た人の心の中に
「あ、入ってはいけないんだな」
という想いがわいてきます。
そして言われたからではなく
自分の意志で止まることができるのです。
また、トイレに「汚さないでください」
と表示するのではなく
「綺麗に使っていただきありがとうございます」
という表示がなされているところがあります。
これも言葉には出していますが
相手の「やまと心」に働きかける
「とめ石」の現代的な表現だとも言えます。
日本文化の力ですね。
さらに、次回は
日本文化の奥深いところに進んでいきましょう。
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