vol.204 「労働基準法・障害者雇用についての制度改正」、「農林水産委員会での質問」、「沖縄県でサトウキビの調査」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~
こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。
早いもので3月も最終週になりました。来週からは4月…新しい生活を始める方も多いと思いますが、春らしく明るく楽しく頑張りましょう。
さて、新年度を前に本年4月から、私達の生活に影響する重要な制度改正が複数行われることをご存知の方も多いと思います。今号では、特に企業が対応を求められる労働基準法関連や障害者の法律についてピックアップします。
具体的には、4月1日から
(1) 労働基準法における時間外労働の上限見直し
(2) 労働基準法施行規則改正
(3) 障害者雇用促進法改正
(4) 障害者差別解消法改正
が行われます。
(1) について
2019年4月から、労働基準法の時間外労働の上限規制適用が5年間猶予されていた、次の事業・業務に上限が適用されます。
・工作物の建設事業
・自動車運転の業務
・医業に従事する医師
・鹿児島県及び沖縄県における砂糖を製造する事業
事業毎に細かく規制が決まっているため、厚生労働省がHPで公表している資料を参考にしてください。
厚労省HP ↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/gyosyu/topics/01.html
(2) について
労使間での認識違いなどのトラブルを未然に防ぐ目的として、労働条件の明示事項が追加され雇入れの際、有期契約の更新時に次の項目を労働条件通知書(雇用契約書)への記載が義務化されます。
・就業場所と業務の変更範囲
・更新回数上限の有無と内容
・無期転換の申し込みができること(有期契約5年を超える場合)
・無期転換後の労働条件(有期契約5年を超える場所)
厚労省HP (動画) https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32105.html
詳しくはこちらから → https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001156048.pdf
(3) について
障害者雇用促進法で定める法定雇用率が、2.3%から2.5%に引き上げられます。また、雇用率の引き上げにより、常時雇用する労働者が40人以上の民間企業に障害者を雇入れる義務が生じます。
詳しくはこちらから → https://www.mhlw.go.jp/content/001064502.pdf
(4) について
障害のある人への合理的配慮の提供が義務化。これまでは、障害者に対する合理的配慮は努力義務でしたが、完全義務化されます。
詳しくはこちらか → https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo2/print.pdf
先週1週間を振り返ると、17日(日)から23日(土)までの間に、自民党大会、政治刷新本部政治資金担当チーム会合、衆議院本会議、地域こどもデジタル委員会、外務委員会、地元帯広市での北海道11選挙区支部会合、帯広メガドンキ前で街頭活動など、充実の1週間を過ごしました。
その中で、21日(木)には農林水産委員会にて「特定農産加工法改正案」の法案審議にトップバッターで質問させていただきました。
今日24日(日)からは、自由民主党農林役員の仕事で沖縄県石垣島と西表島のサトウキビ(甘味資源作物)の調査に来ています。
沖縄のサトウキビは、北海道のてんさい(ビート)と並ぶ甘味資源作物で、どちらもそれぞれの地域にとって基幹的作物であることに変わりはありません。私は、ライフワークとして甘味資源作物に取り組んでいますが、共通した課題として人手不足と資材費などの高騰、有害鳥獣被害があります。
いま移動時間を有効に使って、メルマガゆうこう便を作りながら、今回の視察結果などを踏まえて何ができるかを熟考しています。
2024年 3月 25日
中川 郁子(ゆうこ)
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