vol.174 「学校のエアコン設置」、「ALPS処理水」、「第2回水を考えるセミナー」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~
こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。
8月最後の日曜日だった昨日、皆さま如何お過ごしでしたか?わたしは、浦幌神社のお祭りや街頭挨拶など、いつもの週末を過ごしましたが、暑くて暑くて大変でした。
道東は、先週も厳しい暑さが続き、25日(金)には、足寄・本別町で36.3℃、鹿追町で35.7℃、帯広市で35.5℃を記録しました。
最近では、「北海道でも二学期の開始を9月にするべきだ」というご意見や「教室にエアコンを設置するべきだ」というご意見も沢山いただくようになりましたが、国は「小中学校のエアコン設置を奨励」しており、平成30年の補正予算817億円を皮切りに、その後も空調設置予算を継続しています。
十勝管内では未整備の地域が多くありますが、文部科学省によると、全国の公立小・中・高、特別支援学校、幼稚園の「普通教室」のエアコン設置率は95.7%、高等学校が94.1%だということですが、北海道は16パーセントにとどまっています。来年以降も危険な暑さが続くことが予想されますので、自治体のみなさまとよく相談して行きたいと思います。
24日(木)、東京電力福島第一原子力発電所から、ALPS処理水の海洋放出が開始されました。
ALPS処理水とは、放射性物質が含まれる汚染水を、多核種除去設備(ALPS)などを使用してトリチウムを除く、62種類の放射性物質を「国の規制基準以下」まで浄化処理した水のことです。
トリチウムは、水素の仲間で、私たちの体の中にも存在するものですが、放射線のエネルギーは非常に弱く、環境や人体への影響はほとんどなく、放出される処理水の濃度も国で定めた安全基準の40分の1未満になります。
また、トリチウムは世界中の多くの原子力施設から海へ放出されていますが、施設周辺での影響はまったく見つかっておりません。
JF全漁連(全国漁業協同組合連合会)の坂本会長は、海洋放出の前日に「科学的な安全性や政府の対策について、我々の理解は進んできている。」と話されていました。
中国は、日本の水産物の輸入を停止したり、事実と異なる情報をAIを使って流し主張しています。
政府は、中国の輸入停止に強く抗議していますが、科学的根拠を理解しない者はさて置き、日本国として真実を世界に周知し、風評被害を防いでいく事が重要だと思います。日米首脳会談においても米国政府協力の下、中国による偽情報対策を行うことを約束しています。
岸田総理も「漁業者が安心して生業を継続できるよう対策を取り続ける」ことを約束しています。
経済産業省HP
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alps.html
最後にお知らせがあります。
今週末9月2日(土)午後2時から、音更町共栄コミュニティセンター(木野西通17丁目1-18)において、「第2回水を考えるセミナー」を開催します。
講師は、「日本史の謎は地形で解ける」三部作などご著書多数の竹村公太郎(たけむら こうたろう)先生です。十勝川治水100年を記念して「十勝の歴史」の謎に迫ります。
入場無料、どなたでも参加できますので是非、足をお運びください!
2023年 8月 28日
中川 郁子(ゆうこ)
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