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デザインの保護の4象限マトリクス [DESIGN/LAW]

こんにちは、弁護士の中川です。

今日は、「デザインの保護の4象限マトリクス」について簡単に紹介したいと思います。

今年の7月に、一橋大学の長塚真琴先生のお声がけで、弁護士の海老澤さんと一緒に一橋大学・中央大学学生セミナー「ファッションロー入門」に登壇しました。私からは、「ファッションデザインの保護の難しさ : 不競法・商標法・意匠法」と題して学部生・院生の方々にファッションデザインの法律による保護について、実務上の難しさも含めてお話ししました(そのときのレジュメはこちら)。

その際、

どうしたら(あまり知的財産法になじみのない方にも)デザインの保護の全体像についてざっくりとした全体的なイメージを持ってもらえるだろう?

と考えた末に用意したのが、この「デザインの保護の4象限マトリクス」です。

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ファッションロー入門の講義の中で解説したスライドではありますが、ファッションに限らず、プロダクトデザイン全般に通じる内容です。

ご覧のとおり、ごく大雑把な上に、特に真新しいことは何も書いてない図なのですが笑、ありがたいことに思いの外好評だったので、こちらのnoteでも改めて公開しておきたいと思います。

個別の制度について解説し出すと長くなってしまうので、今日のところはこの図だけでご容赦ください…。

「あ、『デザインの保護』といっても、登録の要否や、デザインが新しいものか有名なものかで、4つに分類できるんだな」と全体的なイメージを持ってもらえたら嬉しいです。

では、また。

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