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人事考、馬謖足るか

人事の理想と現実。国内の労働市場で人手不足が顕著と同時に人材不足も露呈してきている。先日もSNSでバイトテロの動画が上がっていた。コンビニ店員がレジ横の商品であるポテトをつまみ食い、売り場でモップで遊ぶなどの動画。商品に手をつける、仕事中に遊ぶだけでも間違っているのに、それを誇らしげ?に動画をアップしてしまう見識を疑わざるを得ない。働き方改革によって、仕事に対する責任感までも緩和(崩壊させて)してしまい「人手不足」が一人歩きして労働を過保護にしてしまった結果がこれかと将来を危惧するしかない。一昔前の日本が国として負けなかったのは、他の国より猛烈に働いたことが大きかったのだろう。単純に労働時間の短縮によって、日本はモチベーションも、対抗する力も失いつつある。当時と同じ環境で、同じ労働時間でという時代ではないので、現在でその強さを取り戻すためには、合理化しながら1日8時間の中で、最大パフォーマンス時間を他国の他社の何%増しで維持ができるかどうかにかかっている。仕事の時間や質は変わったとしても、仕事に対する責任は昔も今も変わらない。その責任をどう果たしていくかの道が変わっただけ。お客様に対して、社内でチーム、自分に対する責任感を持って仕事にあたり、多くの、より大きな責任を果たしていくことで人材から人財になる。以前、お客様から聞いた話、『じんざい』=『人罪<人在<人材<人財』…。私たちに人罪はいない。どこから見ても人材から人財になり得るかどうか。組織変更によって人事がある。どの境遇であっても「泣いて馬謖を切る」に至るか否か。チームから信じて用いられ、信じて頼られる人財でありたい。少なくとも馬謖足るか?自身の仕事に対する責任感、チームに対する責任感にかかっている。

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