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欠点を強みに変えた人①オードリー・ヘップバーン

皆さんご存知のオードリー・ヘップバーン。

美しく、気品あふれるその姿・佇まいから、「永遠の妖精」とも称されるオードリー。

女優だけでなく、ファッション界のアイコンとしても知られており、日本でも今なお根強い人気を誇っています。

「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」など、誰もが知る名作映画で主演女優を務めたオードリー。
彼女は元々、女優志望でなかったことを、ご存知ですか?



バレリーナ志望だったオードリー

バレエのレッスンをするオードリー(引用:25ans)

少女時代のオードリーの夢は、バレリーナになることでした。
時は第二次世界大戦中。
複雑な家庭環境の中、ドイツ占領下で息を潜めるように生活していたオードリーにとって、バレエを踊る時だけは現実逃避ができました。
いつしか踊ることに打ち込んでいったそうです。

ユダヤ系ポーランド人の舞踊家ランバートが主催するランバート・バレエ団で学んでいたオードリー。
ランバートも、オードリーが優秀であること、バレリーナとしてキャリアを積んでいける可能性を認めていました。

ただし、オードリーには、一つ欠点がありました。

それは、170cmと高身長であること

バレエの世界で生きていくには、身長が高すぎたのです。

また、第二次世界大戦の影響で、成長期に栄養失調に苦しみ、十分に健康な体格や筋肉を形づくることができなかったこと。
練習時間が足りなかったことも、プロのバレリーナへの道を閉ざしたようです。

舞台女優へ転身

戯曲「ジジ」の一コマ(引用:25ans)

バレリーナへの夢を諦めたオードリーが目指したのが、演劇の世界
家系を助けるために出演料が高額な舞台女優に転身したのですが、そこからメキメキと頭角を表します。

1952年に公開された映画「初恋」では、オードリーは優れた才能をもつバレリーナ役を演じており、彼女が踊っている貴重なシーンを観ることができます。

続く「モンテカルロへ行こう!」のロケ地で、フランスの女流作家コレットが、偶然居合わせたオードリーに魅了されたことで、戯曲『ジジ』のブロードウェイ公演の主役に抜擢。

バレエで培った忍耐力から、厳しいレッスンに耐えて迎えた『ジジ』の舞台は、大成功に終わります。
オードリーは、「バレエの舞台には立てなくても、生かせる仕事につくことはできるかもしれない」と感じたそうです。

ここから一気に、スターへの道を駆け上がっていきます。

世界的映画スターへ

「ローマの休日」より(引用:Wikipedia)

1953年には『ローマの休日』でアカデミー賞主演女優賞を受賞
王女のような気品と少女のような愛らしさを兼ね備えた存在として、一躍有名になりました。

その後も『麗しのサブリナ』(1954年)、『ティファニーで朝食を』(1961年)、『マイ・フェア・レディ』(1964年」などの人気作に次々と出演。
アカデミー賞だけでなく、ゴールデングローブ賞エミー賞トニー賞グラミー賞など数々の賞を受賞し、世界的大女優となりました。

晩年はユニセフ親善大使として慈善活動にも積極的だったオードリー。
残りの人生を全て、世界の恵まれない国の子ども達のために使いました。
まさに「世界の恋人」と言われるに相応しい、素晴らしい人格の持ち主でもありました。

オードリーの人生から学べる教訓

映画「オードリー・ヘプバーン」


彼女の経験から私達は、次のような教訓を学べます。

①「欠点」は「強み」に変えることができる。

②正当な努力をしている人は、一つの扉が閉ざされても、必ず次の扉が開ける。

オードリーの美しいシルエットや、特徴的な長い首と手足は、バレリーナを目指していた時の精進の賜物です。

結果的にバレリーナになることは出来ませんでしたが、彼女の魅力が1番発揮される場で輝いたのではないでしょうか。

高身長」というバレエでの道を閉ざした「欠点」を、「美しいシルエット」「映像映え」という武器に変えたオードリー。

さらに、バレエで培った「気品」を十分に活かして、スターへの道を駆け上がりました。

彼女の身長が少し高かったのも、銀幕デビューしたのも、今思えば歴史の必然だったのかもしれません。

オードリー・ヘップバーンの言葉

引用:eiga.com


「いわゆる天賦の才に恵まれていると思ったことはないわ。
仕事を心から愛して最善を尽くしただけよ。」


一つの道が閉ざされたとしても、常に新しい事に挑み、努力を続けるオードリーらしい言葉です。


「不可能なことなど何もありません。不可能(Impossible)という言葉自体が、私は可能(I'm possible)と言っているのです。」

不可能を分解し、可能という言葉に置き換えたオードリーの見事な発想力に驚かされます。

まとめ

今もなお、世界中で愛されるオードリー・ヘップバーン。
私も大好きです。

オードリーのように、欠点を強みに変え、「不可能を可能に」するマインドを持っていきたいものです。

皆さんの未来を開く上で、この記事が参考になれば幸いです。

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