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部下のモチベーションを高める上司の関わり方とは?

リモートワーク環境への変化で「ちょっとした雑談」「声がけ」がやりくくなっている状況になっていることから、1on1をより積極的に行っている職場も増えているのではないでしょうか。

そうした中で、上司の方が「部下との1on1をずっと続けているのはいいが、だんだん話題が切れてしまって何を話せばいいかわからなくなってきた」といったお悩みごとを抱えていらっしゃったり、逆に部下の方が「業務の進捗を聞かれるだけで、上司と1on1をする必要性を感じない」といった腑に落ちない感覚を覚えていらっしゃったり、コミュニケーション向上施策が逆効果になってしまっている状況も増えているようです。

上司部下間のコミュニケーションで重要なのは、コミュニケーションの量ではなく、『質の向上』です。では、部下のモチベーションを高め、組織の一体感を育んでいくためには、どのような関わり方を意識してコミュニケーションをしていく必要があるのでしょうか?

そこで、着目したいのが「タスクアセスメントモデル」という考え方です。
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このモデルが示していることは、人のモチベーションは自分が関わる状況に対処するための仕事(タスク)をどう認知するかによって左右されるということです。

また、その仕事(タスク)の認知に影響を与える感覚を4つの要素(自己効力感、影響感、有意味感、自己決定感)として表しています。

タスクアセスメントの4つの感覚が高ければ高いほど、仕事の認知は肯定的なものになり、モチベーションが向上しやすくなります。

例えば、部下に仕事(タスク)を任せる際に、プロセスや成果を曖昧にしたまま渡すのではなく、成果までの道筋を整理し、ステップを具体的に提示することで、部下の仕事に対する「やればできる!」感を高めることで、「自己効力感」の向上を図ることができます。

または、部下が仕事(タスク)を進めていく中で、ちょっとした判断が必要になった場面において、どう判断するのが良いか部下に意見を求め、部下自身に選択してもらうことで、部下の「自己決定感」を育むことができます。

このように、部下のタスクアセスメントが高まるような関わり方を意識しながら、コミュニケーションを図ることが、その質の向上に有効なのです。

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