スピーカー修理-ツイーター交換-
久々の機材修理記事。
今日は職場のスタジオのメインスピーカー(Cst)の修理。
YAMAHA S215Vというスピーカー。
最近L側の高音が弱くなってきていました。
ケーブルを変えたり左右のスピーカーを入れ替えて鳴らしてみたりしたところ原因はスピーカーにあるようでした。
高音が弱くなるということは高音を主に出すツイーターダイアフラムの不具合の可能性が高いです。
ツイーターはこの上の部分です。
ネジを外すとこんな感じで外れます。(けっこう重いので注意が必要)
根元に配線が繋がっているので外します。
このタイプは引っ張れば取れますがプラスとマイナスがあるのでどういう配線をしてあったのか覚えておきます。(写真を撮りながら作業してわからなくなったら写真を見る、というのもあり)
この場合黄色の配線がスピーカーのプラス(赤い印がついている方)、青い配線がスピーカーのマイナスに繋がってます。
ツイーターを外したスピーカー側はこんな感じ。
配線がどこにいったかわからなくならないように気をつけましょう。
ツイーターの方はこんな感じ。
見えている3つのネジを外すとツイーターダイアフラムが外れます。
ネジを外したらツイーターダイアフラムも簡単に外れます。
中を見てみるとがっつり破けてました。
これはやはり交換ですね。
経年劣化や水濡れで高音が弱くなることもありますが(その場合は見た目ではわからないこともある)今回はわかりやすい故障でした。
完全に隠れている場所なので物理的な衝撃とかよりは無理な音の出し方をしてしまったことが原因かなと思います。(ハウリングだったり音が出る状態のまま配線を外す時のノイズだったり操作ミスで大音量を出してしまったり、など)
プロでもスピーカーを壊してしまうことはゼロではないので不特定多数の方が使用するスタジオではこういうことが起こるのは仕方ないですね。(たぶん8年くらい使っているので経年劣化もしていると思いますし)
左が新品、右がスピーカーから外した物。
Amazonでも売ってました。
説明が難しいですがきれいにハマる場所があるのでねじ穴を合わせつつ置きます。
これでネジをつけたらスピーカーに戻します。
戻すときは外す時の逆の手順で、配線を繋ぐ、ツイーターを戻す、ネジをつける、で完成。
音を出してみたところしっかり復活しました。
高音が弱くなったとはいえツイーターから音は出ていたので交換するか迷いもありましたが、交換して気持ち良い音が出ると交換して正解だったなと思います。
今後もなにか修理、メンテするものがあったらときどき記事にしていくつもりです。
というわけで今日はここまで。
もしサポートをいただけた場合はなにかしら記事に関連する活動費用にあて、記事にも購入したもの、用途などを書く予定です。(例えばギター動画に使うギター関連の消耗品、植物用の土や肥料、DIY用のネジや工具、などなど)