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『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』 渡部泰明

『和歌とは何か』渡部泰明を読んだときにも思ったが、内容が面白くないことはないのに、題名のせいで期待値とのギャップが大きくなり、結果、ちょっと違うんだよなぁ…となる。

今回の『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』も同じ。著者が選定した和歌の歴史における重要人物の書き連ねることで和歌が続いた歴史を解き明かそうという意欲作だが、解き明かせてないし、スタンダードな和歌の歴史を知りたいというニーズにも答えられていない。

ただ、『和歌とは何か』を読んだときにも書いたが、著書の知識の裏付けと和歌への愛情で読後感は悪くない。

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