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年始早々、人生初のインフルエンザで苦しんでいるなかのです。
前回の記事で、今週末(今日)も出猟します!と書いたのですが残念ながら見合わせました、、泣
皆様もどうか体調にはお気をつけてお過ごしくださいね。

↑の記事でも冒頭に書きましたが、年始に妹(三女)の結婚式に参列してきました。

猫好きな2人の結婚、愛猫のイラストも可愛かった!

二人を祝福する参列者の皆様の優しい眼差しの中、妹は良い出会いを重ねてきたのだなぁと、とても素敵な結婚式でした!

私は独身なので、結婚式という儀式についてこれまで考えたことが無かったのですが、歴史を少しリサーチしてみました。あくまで私の興味のあるところだけですが、、
よろしければ読んでみてください!


◯そもそも結婚式について知らない

結婚式の歴史って考えたことがありませんでした。学校でも習った記憶もなく、、そもそもの結婚の起源を辿るとなるとテーマが壮大過ぎたので、結婚指輪から話をスタートさせてみたいと思います。

今回の結婚式では妹の子供(5歳の女の子)がリングガールを努めました!
まるで自分の結婚式かと言わんばかりにずっと会場を走り回り、目立ちまくっていました、、この子の母(私の妹・次女)は産後間もないため欠席。

ずっと走り回っていたのでブレブレ 笑

・リングボーイ・リングガールの由来とは

リングボーイ・リングガールは神聖なるバージンロードを花嫁を先導して歩き、リングを悪霊から守り清めてくれる由来がある指輪の運び屋さん。お花の香りで新婦を清めるフラワーガールと同じような意味合いを持っている。

結婚式準備.comより引用

儀式と言うのは何をするにもいろんな意味や役割があるのですね。

・ 婚約・結婚指輪の歴史

婚約のときに指輪を渡す「婚約指輪=エンゲージリング(engagement ring)」の風習は、古代ローマ時代から始まったといわれています。この風習にはいろいろな説がありますが、紀元前3世紀ごろから、「契約のしるし」という意味を持つようになったとされています。婚約指輪を左手の薬指にはめるのは、古代エジプトで左手の薬指に流れる血は直接心臓に通じていると考えられていたことに由来すると言われています。このため、左手薬指に指輪をはめることで、夫が妻の心をつなぎ留めることができると考えられるようになったようです。
キリスト教が広がり、結婚式を重視するようになってくると、「結婚指輪=マリッジリング(marriage ring)」を交換する慣習も生まれてきました。結婚指輪の習慣が一般化したのは、16世紀半ば、イギリスの女王メアリI世がスペイン国王フェリペII世と結婚した時からといわれています。花婿から贈られた指輪をはめたことが、人々の注目を浴びて広がったようです。

ウェディングミーキャリアより抜粋


結婚指輪の習慣が一般化したのは、16世紀半ば、イギリスの女王メアリ−1世がスペイン国王フェリペ2世と結婚した時から」とありますが、メアリー1世といえば、カクテルの「ブラッディ・マリー」を思い浮かべる方もおられるかもしれません。

この2人の結婚式について今回はリサーチしてみようと思いましたが、2人の結婚生活は長続きはせず、女王メアリー1世は中々複雑でハードな生涯だったようです、、
世界史に明るくないため、歴史を紐解けるのか謎ですが、、肖像画の観察から進めてみたいと思います!

ちなみに、

・日本に結婚指輪が浸透したのは戦後

日本で結婚指輪の慣習がメジャーになったのは戦後の1960年ごろ。日本での歴史がそれほど長くないのは、元々がキリスト教式の宗教的な儀式であるためと言われています。現在では、宗教的な意味合いを超えて、結婚指輪自体が結婚生活における愛情や契約の精神を象徴すると広く考えられているため、神社で行われる神前結婚式においても、新郎が新婦の左手の薬指にはめる行事が一般的になりました。また、新郎新婦双方の間で、指輪が交換されることも多いようです。

マイナビウエディングより引用

多宗教を受け入れる日本だからこそこのような習慣も受け入れられたのかもしれませんね。

まずは2人が一緒に描かれている絵画を、、

○《フェリペ2世とメアリー1世》ハンス・イワース

《フェリペ2世とメアリー1世》
ハンス・イワース 1558
出典: MEISTERDRUCKE

フランスの画家、ハンス・イワース(Hans Eworth)の描いた《フェリペ2世とメアリー1世》という作品です。
フェリペ2世とメアリー1世とワンちゃんが描かれた柔らかな印象を受ける絵ですね。

イワースは、テューダー朝のイギリスで女王メアリー1世の多くの肖像画を残し、多くの貴族の肖像画を残した作家のようです。

ちなみ2人の結婚式は1554年、ウインチェスター大聖堂にて行われたようです。なのでこの絵画の4年前ごろですね。


・手前のワンちゃん、小さすぎないか。

本題に入る前に、絵の印象として手前の2匹のワンちゃん、小さすぎますよね 笑
名探偵コナンのコナン君と小五郎さんや、クレヨンしんちゃんのしんちゃんとみさえさんの比率より小さいような、、笑

先に、この頃のペット事情が気になったので少し調べてみました。

・中世では、犬の一般名詞はハウンド

だったそうで、一部の犬種にドッグが使われたとのこと。
16世紀ごろから一般名詞がドッグに代わり、ハウンドは猟犬を意味するようになったそうです。猟犬!

そういえば、私の参加しているグループでも猟犬をハウンド、と言っていました!

・ハウンドの語源=古代ゲルマン語のHundaz、
・ドイツ語で犬=Hund、

・猟を行うハンターやハンティングという単語もここから派生したとのこと。

私は過去にドイツに留学していましたが全く知りませんでした、、
知らない事だらけ&全ては繋がっていますね!

中世における犬とは、猟犬を意味しており、ペットとしての家庭犬はまだ普及していません。
中世の王侯貴族にとって狩猟は軍事訓練も兼ねた大切な行事なので、猟犬の役割も用途ごとに犬種が異なったそうです!

《Hunting near Hartenfels Castle》ルーカス・クラーナハ 1540

国は違いますが、ドイツの作家ルーカス・クラーナハ(父)も同時代にこんな絵を描いていました!マルティン・ルターの肖像画や艶めかしい女性を描く印象が強い作家のイメージでしたが、こんな絵もあったとは、、
要素多すぎ。どこを切り取っても絵になりますね!おもしろい!

犬の話に戻りますが、中世のハウンドには、
・スパニエル、
・プードル、
・ポインターなど
猟銃を使った際に援護するガン・ドッグと呼ばれる中型犬がいたり、

小さい獲物を狙う
・テリアや
・ダックスフントなど
の小型犬もいたそうです。

で、15世紀後半から16世紀にかけてラップ・ドッグやトーイ・ドッグと呼ばれる愛玩犬、小型犬が登場してきます。
小さくてかわいいことを意味したpettyから、ペット=愛玩動物という単語が生まれたそうです。歴史は繋がっていますね!

1526年、宮廷での儀礼を定めたエルサム令が発布(調べても詳しい内容わからずです、、)されます。
その法令で猟犬の宮廷持ち込みが禁止され、愛玩犬だけ同伴が許されたようです。
画中の花嫁、メアリー1世の父親であるヘンリー8世は愛玩犬のスパニエルやビーグルを宮廷で飼っていたそうで、ペットの歴史はヘンリー8世が端を発しているのかもしれません。

長々書きましたが、まとめると、
絵に描かれているのはスパニエル系の愛玩犬ではないか、ということです笑!

可愛すぎるスパニエル、、 出典:フリーステッチ

ちょっと長くなってきたので、次回にフェリペ2世とメアリー1世についてまとめてみたいと思います!
よかったら次回も読んでみてください!



<参考にしたサイト>
Olivia Longueville
中世民俗資料集
英国ニュースダイジェスト

○おまけ

・読んでみたい本

こんな本があるみたいです。また読んだら感想を書いてみたいと思います。

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