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【週末狩猟】2024年1月8日今年の初猟に行ってきました!

新年も10日を過ぎようとしていますが、あけましておめでとうございます。
久しぶりのnote更新です、、
この年末年始は仕事&妹(次女)の出産&また別の妹(三女)の結婚式と、かなりバタバタしていましたが(私は長女です)、この1月8日に今年の初狩猟に行ってきたことを記録として書きます!


その前に、、木下斉さんのvoicyを聴いて、2024年新しく始める3つのことを下記としました!

○2024年、新しく始める3つのこと


①木下さんのVoicyに毎日コメント&note発信
②狩猟で得た獲物の革を製品化する
③女友だちを作る

これを木下さんのnote「狂犬の本音PLUS」(1月は初月無料!)で宣言したところ、木下さんより、返信があり(歓喜!)後押しを頂いた(と思った)ので、狩猟について、これまでアウトドアには全く触れてこなかった私の、超初心者目線でレポートできればと思います!

嬉しくてスクショした画面 笑!


ちなみに狩猟をしたいとなると、免許が必要です。わな、銃、網免許と3種類あります。

現在私は、銃免許だけを登録して、週末に巻狩りという方法で狩猟に取り組んでいます!

巻狩(まきがり)
遊興と軍事訓練を兼ね,鹿や猪などが生息する狩場を多人数で四方から取り囲み,囲いを縮めながら獲物を追いつめて射とめる大規模な狩猟。多くの勢子(せこ)や追出犬が動員された。中世の武士の間では,鹿や猪などの獲物を争う狩競(かりくら)と称される競技があったが,巻狩もその一種。源頼朝が行った富士の巻狩が有名。

山川日本史小辞典改訂新版より引用
歌川国貞《源頼朝公富士之裾野牧狩之図 三枚続》
文化10年(1813)頃
ボストン美術館所蔵「THE HEROES ⼑剣×浮世絵─武者たちの物語」展で購入したポストカードの近影。狩猟を題材にしている絵をみるとついつい買ってしまいます、、


ざっくりいうと、

  • 犬を山に放す→

  • 山にいる猪や鹿を追い立てる→

  • その逃げ道に猟師を配置→

  • 待ち構えて銃で仕留める

という感じです。

ちなみに私は、猪を主に捕るグループに参加させていただいています。
週末の狩猟をしている私の1日はおおよそこんな感じです。ご興味のある方に、少しでも参考になれば幸いです。

○ある日(1/8)の出猟日の1日

・6:20 家を出発

早朝まだ薄暗い中、集合場所へ出発

・7:00 集合場所に到着

私は今年初猟だったので、皆様に新年のご挨拶をしました!

・7:20 その日どこの猟場へ行くかを決めて出発


いくつかある猟場の中でその日、どこに行くかを話し合います。今日は10人での出猟でした!

・8:00過ぎ 各猟場の集合場所へ到着


どこから犬をいれる、誰がどこで待つなどを先輩猟師から指示をいただきます。

待ち場に向かうときに、うねうねの山道や悪路を走る場面もことも多々あるので四駆が必須です。
猟師さんの乗られている車は主に、軽トラ、ジムニー、軽バンやデッキバンなどでしょうか。皆様は主にMT車ですが、私のエブリはバンタイプATの四駆です。この時期はスタッドレスも必要です。

左のエブリが私の車です!


これまで私は、恥ずかしながら車の運転経験皆無(10年超ペーパードライバー、、)だったこともあり、めちゃくちゃ運転が苦手です。前後には堂々と初心者マークを貼っています、、苦笑
ちなみに自動車学校のMT解除講習を受けましたが、ギアチェンジが出来なさすぎて退学になった過去があります、、

以前、車が無い時は、便乗させてもらっていました。
優しい先輩猟師さんに支えてもらいながら、狩猟をしています!

・9:00頃 待ち場所に各々が着いたら犬を入れて巻狩りスタート

1ラウンド目スタートです。
主に勢子(せこ・犬とともに行動している人)が無線で状況を確認しながらやりとりします。獲物がでたぞ、◯◯の方へ行ったぞ、など
(この時間、待ちに入っている人間は1人でひたすら待ちます、、ひたすら寒い中を耐えます)

右下の木の幹が白くなっているのは猪の擦った跡

もし獲物が近くにきたら、気づかれないようにじっとしておくことが基本です。参加して2年目の私の目の前には、まだ現れたことはありません、、

猪はとても身体能力の高い動物で、賢く嗅覚は犬に匹敵し、パワフルかつジャンプ力もかなり高いそうです。女性の化粧品の匂いや香水には気が付くとのこと。

ひたすら待ちましたが、この日も私の下には何も現れず、、この日は先輩猟師さんが鹿を1頭仕留めました!

・11:00 獲物回収後、2ランド目スタート


その日の状況にもよりますが、、
鹿は一旦回収し、トラックに積んで、2ランド目スタート。
獣道を登って待場へ移動。急斜面で滑落、、鉄砲(物にもよりますが4キロほど)、そのほかロープやナイフ、水分など、持ち物もたくさんある中での急斜面は、自分の体の重さを実感しました、、

そしてひたすら待つ。。本当に寒かった!

わかりにくいですが、、急勾配の待ち場から撮影。道なき道を登ります

私にとって、このスマホの電波も届かない場所で、目の前にある物を観察したり、自然の色や音など五感がいつもより研ぎ澄まされる充実した時間のように感じます。

・15:30 終了


この日は犬が猪にやられてしまい負傷したのでここで終了。
犬をすぐに病院へ運びます。無事に回復に向かっています。良かった。
ちなみに私のグループでは、もし犬が負傷したときは、治療費はその日に参加したメンバーで等分します。

・16:30 捕れた鹿を持ち帰り、皆で解体

この日の鹿は、事後の処理も遅かったのでワンちゃんの餌用として分けられました。
ステップとしては、以下のような感じです。

内臓取り出し→皮剥ぎ→大ばらし→枝分け→(食用に分ける)

私はこの時に剥いた皮をせっせと洗い、革にするべく腐敗を防ぐために塩を揉み込み、下処理しました!
翌日、タンナーさんに持ち込み、使えるとのことでひと安心です!

生々しいですが、、本日タンナーさんより「穴あいてるよ」と連絡あり。
きれいに刃を入れるよう練習せねばですね、、

原皮(剥がした皮)は、鮮度が大切なので、できるだけきれいに血と汚れやダニを洗い流して、塩をいれます。絶対に素手はお勧めしません!!(作業することで一生懸命で写真ありません、、)

もし自身でなめしたい、と言うことであればコチラのサイトが詳しいです。
獣害対策研究所・鹿毛皮のなめし方

以前、ミョウバンなめしに挑戦しましたが、ここまで詳しい資料は無く、夏場に行ってしまったのも良くなかったのか、カチカチ、バリバリの鹿毛皮が出来ました、、また機会があれば挑戦してみたいです。

私は毛の無い革を作りたかったので、タンナーさんに依頼しました。
いつか自分でも毛無しの革をなめせるようになりたいな。

・18:30 解散、帰宅

あっという間に1日が終わります。
早くて19:00ごろ、遅くて21:00ごろに帰宅している感じです。獲物がたくさん捕れれば、それだけ作業が増えるので、時間がかかります。
もし猪が捕れたときには、帰宅後にお肉を水につけて血抜きの作業をします。毎週くたくたで1日を終えます。

よそのグループのことはわからないのですが、私の週末狩猟はこんな感じです。

○おわりに

今年の初猟日、巻狩りの1日を書いてみました。
私にとっては、狩猟を通して生き物に触れ、命に触れる体験は、自然・動物の色が温度やにおいとともに押し寄せ、それを鮮明に感じられる場となっています。そしてもっとそれらをよく見てみたいという思ってやっています。
きれいに消毒や消臭をされた、道筋のできた普段の日常とは全く違い、とても色鮮やかに感じられる体験です。

もちろん当日だけではなく、事前に山に入って動物の足をみたり、鉄砲の練習をしたり、地道な活動です。私は車の運転練習も必要です笑
私もまだまだペーペーですが、少しでもグループのお役に立てるよう来週も出猟したいと思います!

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