アルムの山のおんじ

過去に転職活動をしたことを書いたが、今でも忘れられない求人があった。

つくばでアンテナの操作をするのだそうな。詳しくはわからなかったが、第一級特殊無線技術士(一陸特)が最低要件だったと思う。想定年収はおよそ500万円。記憶によれば。今ではもう少し高いかもしれないが、一人で生きていくには程よい年収と、程よい責任感でこなせそうと思ったのが正直なところ。

最近、今後のキャリアをどうしていこうか頭がいっぱいであるが、自分のキャリアのゴールはおそらく、アルムの山のおんじなのだと思う。まあまあの田舎で、程よい責任感の中、やるべきことだけやって、禄を食む。

都会の勤務であることを除いては、今はそれなりにゴールに近いポストにいる。海外のブランチの人を相手に冗談でも言いながら、程よい責任感の中にいるのは良い。向こうの人たちは日本人よりもジョークがわかってくれてとても話しやすい。だが、偶に、自身の立場を揺るがしかねない、嵐が起きそうな雰囲気が漂うのは精神衛生上あまりよろしくない。

第一級陸上無線技術士(一陸)を目指していた頃の方が、未来を感じられて良かったが、取ってしまえば宴会の酒の肴にもならない感じが否めない。ふむ。
でもこうして色々考えると、アルムの山のおんじができる免許ではあるのだろうと思う。
…ポストに空きがあればの話なのだけども。

 以上

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