見出し画像

トンカツ

とんかつ瑠璃庵がひっくり返るくらいウマい。
ヒレカツとアジフライ、どっちも頼んでみてね。

https://instagram.com/tonkatsu_ruri_an?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

食べながらなんでこんな感動するんだろうと考えた。

感動🟰体験価値➖期待値

だとすると、トンカツは体験価値、期待値ともに他の料理に比べてアドバンテージのある領域なのかもしれないと思った。

期待値について。
トンカツは相対的に期待値が低いジャンルなのかもしれない。
そういえば、ひっくり返るくらいうまい鮨とかフレンチは経験したことあるけど、そんくらい感動するトンカツって経験したことないなと。
だから自分の脳も事前に口の中に入れるまで大きな期待をしてなくて、実際の体験のすごさにたまげてしまったんだろうと思う。


体験価値について。
体験を提供する側、つまり料理人のほうから見てみると、多くの料理人候補者が超一流を目指す分野って、和食、フレンチ、イタリアン、鮨とかが多い気がして。
トンカツでトップシェフ目指しますってあんま聞かないなぁと。
某有名料理専門学校のHPでも、2年間の専門調理実習期間に学ぶ分野は、西洋料理、日本料理、中国料理、製菓製パン、というカテゴリーで、日本料理としても懐石料理、鮨、天ぷらなどを学ぶみたいでトンカツは入っていなかった(詳しく調べてないからやるのかもしれんけど💧)

提供者側からすると、
超絶高いレベルの人が数多く居てしのぎを削っている、その度合いが他のメジャーな料理分野に比べて低いのではないかと(絶対熾烈な競争はあって、あくまで第三者から見た相対的な比較においてはということで🙏)。

なので、体験価値の絶対値が大きく、期待値の絶対値が小さい、結果的に感動が大きくなるのかもしれない。

加えてこのトンカツ、外国人が食べたい日本食ランキングで和牛や鮨に次いで人気の部類に入っている。
マーケットの需給においても、需要は日本人という枠を超えて世界に広がってる分野だよなと思い、
なんか自分もトンカツ屋さん的闘い方をしたいなぁと考えながらゴハンを2回もおかわりしましました。

ちょっとレアに揚げられたヒレカツの断面に塩を振って、肉汁と塩が溶け合った瞬間にマジ声出ますんでご注意ください。
土鍋で炊いたゴハンもお味噌汁も漬物達も、そしてなにより人も良い。


以上、現場からでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?